マジックエデン、BRC-20トークンでの支払を一時停止

マジックエデンがBRC-20での取引を一時停止

NFTマーケットプレイス「マジックエデン(Magic Eden)」が、ビットコイン(Bitcoin)ネットワーク上で使用されるトークン規格「BRC-20」で発行されたトークンでの支払い対応を、一時停止したことを10月21日発表した。

「マジックエデン」は「BRC-20」規格における取引の一時的な停止措置について、「全てのBRC-20で完全な合意が得られるまで、ユーザーを保護する為」と発表にて説明している。これは「マジックエデン」での「BRC-20」の取引量減少を受けての動きと見られる。

なお「マジックエデン」は今回の対応について、マーケットプレイス上の他の取引には影響を与えないと説明している。

「BRC-20」はビットコインネットワーク上の「SATOSHI(BTCの最小単位)」全てに個別のIDを割り振れるようにするプロトコル「オーディナルズ(Ordinals)」を使用することで実現したファンジブルトークン(FT)のトークン規格だ。

しかし「BRC-20」は、事前に定義されたコードを実行する「スマートコントラクト」を用いての送金に対応していない等の技術的な課題を含んでいることや、送金の際にビットコインネットワークを使用するため、取引数が大幅に増加し、取引手数料が急上昇してしまうことが問題視されている。

現在ビットコインネットワークでは、「BRC-20」を改善したトークン規格「ORC-20」が提案されている。同規格は適応性、拡張性、セキュリティを向上させながら柔軟性を強化することを目的としている。

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参考:Magic Eden
images:iStocks/your_photo

 

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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