あの名作「ウィザードリィ」がWeb3ゲームに、ジェネシスNFTとINO情報、ゲーム内通貨「$BC」とは? 『Eternal Crypt – Wizardry BC -』徹底解説

設楽悠介

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INOも話題!『Eternal Crypt – Wizardry BC -』とは?

先月末からINO(Initial NFT Offering)を開始し、話題のブロックチェーンゲームがある。国内の大手ゲーム企業ドリコムが、保有するIP「Wizardry(ウィザードリィ)」を用いてチューリンガム社と共同で開発中のゲーム『Eternal Crypt – Wizardry BC -』だ。

ゲーム好きなら「Wizardry」について説明は不要かもしれない。「Wizardry」は1981年にアメリカで発表された3Dダンジョン探索型のRPGシリーズで、「RPGの原点」とも評されている作品だ。これまで多くのタイトルが発売され、40年以上が経つ今も、世界中で根強い人気を誇る不朽の名作ゲームだ。この名作が、ブロックチェーンやNFTといったWeb3領域のテクノロジーを活用した新たなゲームとして誕生する。

そしてゲームリリースに先駆け、ゲームの先行プレイや今後発行予定のゲーム内通貨「$BCトークン」を獲得可能な特別なNFTコレクション「Adventurer Genesis Collection」のINO(Initial NFT Offering)が開始している。

先日実施されたCoincheck INO第1号案件としての先行販売では、アローリスト(先行購入権利)の応募が殺到し、申込み倍率113.8倍を記録。予定の100個が販売開始よりわずか47秒で完売した。

そして9月13日、残り9900個の「Adventurer Genesis Collection」が販売される「Wizardry BC INO」のスケジュールが公開された。10月3日12:00からアローリスト保有者限定のプライベートセールと、10月6日20:00から誰でも参加できるパブリックセールが実施される予定だ。

この記事では『Eternal Crypt – Wizardry BC -』の内容や、先行販売中のNFTコレクション「Adventurer Genesis Collection」についての獲得メリット、またゲームをすることで獲得できる「$BCトークン」について詳しく解説させていただく。

名作が、どんなブロックチェーンゲームに?

『Eternal Crypt – Wizardry BC -』は、「Wizardry」の世界観を踏襲しつつ、シンプルで手軽に遊べるクリッカーゲームとRPGの戦略的なプレイスタイルを掛け合わせたゲームだ。

ゲームデモイメージ(『Eternal Crypt – Wizardry BC -』公式サイトより)

プレイヤーはギルドマスターとして最大36体の冒険者を編成し、ダンジョン『ダドエルの穴』の冒険に出る。『Eternal Crypt – Wizardry BC -』は、Free to Playスタイルを採用しているため無料で始めることができる設計となっているが、パーティ編成の際にNFT冒険者を購入し編成しておくと、新たな階層(フロア)に到達した際にその踏破フロア数とNFT冒険者のみが持つ採掘力と錬金力の値に応じて、ダンジョンから街へ帰還したときに「Blood Crystal」を獲得できる仕組みだ。この「Blood Crystal」が、前述のゲーム内通貨であり、ユーティリティトークンである「$BCトークン」だ。

ユーザーは前回の冒険よりもさらに奥深いダンジョンに到達するほど、多くの成果を得られる仕組みになっている。つまり多くの「$BCトークン」を獲得するためには、効率よくダンジョンの深くまで進む必要があり、冒険者NFTの編成、熟練度アップ、回復を戦略的に実行する必要があるのだ。また、「$BCトークン」以外にもダンジョン探索中や街へ帰還した際に宝箱も獲得でき、アイテムなどが出現することがあるようだ。ハックアンドスラッシュ(敵を次々と倒す中でより良いアイテム等を獲得・厳選し、より戦闘を有利にすることを狙う遊び)の楽しみも搭載されているといえよう。

ゲームデモイメージ(『Eternal Crypt – Wizardry BC -』公式サイトより)

誰もが簡単に遊ぶことができるゲームシステムと、「Wizardry」ならではの「知力」が試される戦略性の双方を楽しめるゲームだ。なおこのゲームはWebブラウザ対応のため、デバイスを気にせず気軽にプレイすることができる。ゲームについてのその他様々な仕組みが実装されており、詳細が気になる方は、ページ下部の公式サイトやライトペーパーよりチェックしてみて欲しい。

「$BCトークン」とは? どうやったら獲得できる?

このゲームに欠かせないのが「$BCトークン」だ。「$BCトークン」はERC-20規格でPolygonチェーン上で発行される予定だ。発行数は1,000,000,000$BCと上限が設定されている。このトークンは、ゲーム内アイテムの購入、冒険者NFTの熟練度アップ、新たな冒険者の紹介などに使用することができる。

なお「$BCトークン」のユーティリティは今後ゲーム内およびゲーム関連での拡張が予定されており、またゲームのメディアミックス展開においても随時ユーティリティが検討される予定とのことだ。

また「$BCトークン」はいわゆる暗号資産であるため、外部のウォレットへの出金もできる。取材したところ、ゲームの本リリース前にTGE(Token Generation Event)が予定されており、それ以降のタイミングでゲーム内からオンチェーン上に「$BCトークン」を出金できるようになる予定とのことだ。

またINOに関する情報をまとめた公式サイト等の記載によると、将来的には外部の暗号資産取引所でもトレードできることが想定できる。少なくとも「$BCトークン」は先行して海外取引所に上場を目指していくようだ。

そしてゲームの本リリース前に「$BCトークン」を獲得する方法もある。それはINOにて先行販売される特別なNFT「Adventurer Genesis Collection」を手に入れることだ。

特別なNFT「Adventurer Genesis Collection(AGC)」とは?

「Adventurer Genesis Collection(以下:AGC)」は、「$BCトークン」を獲得するために必要とされる冒険者NFTの中でも、ゲームリリース前に販売されるレアリティがGenesisとなる特別なコレクションだ。ERC721規格でPolygonチェーンでミントされるNFTとなる。

このNFTを獲得することで、ユーザーはゲームの先行リリース版をプレイでき、先行リリース期間にゲームをプレイすることで「$BCトークン」の先行獲得も可能になる。

AGCは1個あたり500USD相当の価格で販売予定で、最大発行個数は10,000個。そしてAGCを所持するユーザーは、1個につき、最大で19,000$BCをゲームプレイにより獲得できる(先行リリース期間に最大14,000$BC、ゲーム本リリース後最短90日間で5,000$BC)。更にこれに加えて、先行リリース期間中にゲームパフォーマンスに応じてランキング報酬やミッションイベントによってトークンを獲得する機会もある。

AGCに対して、「$BCトークン」総発行量の20%の200,000,000$BCがアロケーションされている。そのうち190,000,000$BCは前述のゲームプレイによる獲得分で、10,000,000$BCはランキングやミッションイベント報酬による獲得分となる。またINO時点でのAGCに対するトークンアロケーションによる$BCのボリュームとAGCの想定販売合計額から算出した理論値として、1$BCの予想価格は0.025USDと発表されている。

なおNFTが未販売となった場合や先行リリース期間においてゲーム未プレイ等によりAGCを通して獲得されなかった「$BCトークン」については、Burnが予定されている。

このAGCは、ゲームリリース前の各取引所などで予定のINO期間にのみ購入可能な、期間限定販売のジェネシスNFTという位置付けになる。先行してゲームをプレイしたい方、そして「$BCトークン」に興味のある方はぜひ詳細をチェックしてみて欲しい。

なお本NFTを保有しているユーザーのみが参加可能なコミュニティやイベント等の実施も予定されているとのことだ。

なぜINO? サスティナブルで手軽に遊べるモデルを目指して

もしかしたらブロックチェーンゲーム、GameFiと聞くと、一定の距離を取りたいと考える方もいるかもしれない。確かにこれまでの一般的なGameFiモデルでは、NFTの過剰なボラティリティやゲーム規模を超えたトークン排出量により、すぐにゲームの経済圏が崩壊してしまった事例も多い。

『Eternal Crypt – Wizardry BC -』では、錬金力(「$BCトークン」を獲得できる力)などのパラメータ導入やゲームモデルの工夫により、ゲーム規模を超えるNFT・トークンの流通を抑え、サステナブルなトークノミクスを目指しているとのことだ。

具体的には冒険者NFTのゲーム内での販売は数量がコントロールされ、新たなNFTのミントについても必要アイテム数の供給コントロールにより、NFTの供給が過剰にならないような調整弁が組み込まれているとのこと。また不可逆に減少する錬金力の概念により、冒険者NFTの供給バランスが多くなった場合においても、冒険者NFTから市場に供給される「$BCトークン」のボリュームが著しく増加する懸念は回避することができるとのこと。

発行上限のあるシングルトークンモデルが採用されているのも、サステナブルなトークン循環の実現のためだ。なおこのゲームプロジェクトのトークンエコノミーを支える収益源として、ゲームへの課金だけに依存しない外部収益の実現も見込まれている。具体的には、ゲーム内の無料ユーザーをターゲットとした広告収益や、他のゲーム、NFTプロジェクト等とのコラボレーションによる収益、本プロジェクトのIP化(ノベル化、コミック化等のメディアミックス展開等)などによる収益の実現に取り組んでいくとのことだ。

これらの設計や施策から、NFTの数量制限をせずにローンチしてすぐに価値が希薄化したり、フリーミント等でNFTが無限に生成されたりしたこれまでのブロックチェーンゲームとは異なり、『Eternal Crypt – Wizardry BC -』は、長く遊んでもらえることを目指しているブロックゲームという印象を受ける。

実際、運営側に取材したところ、「Wizardryは古くから親しまれているIPではあるが、元々は革新的なシステムとともにRPGの基礎をつくった作品であり、そういった歴史的な経緯も踏まえてきちんと新たな遊びを提案し一過性の盛り上がりの後にユーザーが離れていくようなゲームにしない」、また「ブロックチェーンゲームとして長く遊べるゲームを提供したい」とその想いを語ってくれた。

そこで今回ゲームトークンのIEOではなく、ユーザーが国内の暗号資産取引所から安心してNFTを購入でき、そのユーザーが先行プレイを楽しんで「$BCトークン」を先に獲得のできるINOスキームを選んだとのことだ。

INOの予定や今後のロードマップ

記事公開時点ではAGC残り9900個が入手できる「Wizardry BC INO」の詳細が発表されたばかりだ。アローリスト保有者限定のプライベートセールは10月3日12:00~10月4日12:00、そして誰でも参加可能なパブリックセールは10月6日20:00~10月10日18:00の期間実施される予定だ。なお販売場所は、公式販売サイトや「Coincheck NFT」、そして今後随時発表されるその他販売所となる。詳細はぜひ「INO公式情報」をチェックしてみてほしい。

なおINO実施後のプロジェクトのロードマップとしては、2023年Q4にゲーム先行リリース、TGE、ゲーム本リリースが予定されている。そして2024年Q1にはイベント機能の追加やモバイルアプリ版のリリースも控えている。

ライトペーパーで公開されているロードマップ

『Eternal Crypt – Wizardry BC -』はブロックチェーンゲーム好きの方はもちろんだが、Free to Playスタイルを採用しているため、一般的なモバイルゲームユーザにもプレイされる可能性を秘めている。そして、これまでの「Wizardry」のゲームファン、そしてサステナブルなブロックチェーンゲームという理念に共感したNFTや暗号資産投資家の方々には、ぜひ注目していただきたいゲームプロジェクトだ。

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取材/編集:あたらしい経済 設楽悠介

※本記事は一般的な情報の提供のみを目的としたものであり、いかなる暗号資産、NFT、有価証券等の取得を勧誘するものではありません。また、株式会社幻冬舎及び筆者による投資助言を目的としたものではありません。また株式会社幻冬舎が暗号資産やNFTの価値を保証するものでもありません。暗号資産やNFT投資にはリスクが伴います。投資を行う際はリスクを了承の上、利用者ご自身の判断で行ってください。

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「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で編集や電子書籍事業、新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」のボードメンバー。テレビ番組「スポットライト」(RKB)、ラジオ「テンカイズ」(TBS)にレギュラー出演。「みんなのメンタールーム(Amazon audible)」「風呂敷畳み人ラジオ(Voicy)」「あたらしい経済ニュース」等のポッドキャストも配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で編集や電子書籍事業、新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」のボードメンバー。テレビ番組「スポットライト」(RKB)、ラジオ「テンカイズ」(TBS)にレギュラー出演。「みんなのメンタールーム(Amazon audible)」「風呂敷畳み人ラジオ(Voicy)」「あたらしい経済ニュース」等のポッドキャストも配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

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