国内初、ビットバンクにレンダートークン(RNDR)上場へ

ビットバンクにRNDR上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産レンダートークン(RNDR)の取り扱い予定を9月4日発表した。同月7日より取り扱いが開始される予定とのこと。

なおレンダートークンが予定通りビットバンクに上場すれば、国内取引所において初の事例になる予定だ。

ビットバンクでのレンダートークン対応サービスは、入出金・取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」となる。また対応チェーンはイーサリアム(Ethereum)とのこと。

現物取引所では、RNDR/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001RNDR、指値の場合の最大注文数量は200,000RNDR、成行は2,000RNDRとなっている。

販売所においては、同じくRNDR/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.00000001RNDR、最大注文数量/取引単位は10,000 RNDRとのことだ。

またレンディングサービスの募集開始はレンダートークンの取扱開始日と同日の14:00を予定しているという。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率5%の暗号資産を1年後に受け取れるサービスだ。ちなみに年率は、募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲でビットバンクが決定するという。

なおレンダートークンが予定通り上場すれば、ビットバンクは合計31銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。

現在ビットバンクの現物取引所では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)、エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)、オアシス(OAS)、ディセントラランド(MANA)、ザ・グラフ(GRT)の取引が行われている。

「あたらしい経済」編集部はビットバンク事業開発部担当者へ今回のレンダートークンを選定した理由について確認を取っている。回答が得られ次第、この記事に追記させていただく予定だ。

※以下2023.9.4 14:10追記

レンダートークン(RNDR)の選定理由について

「あたらしい経済」編集部がレンダートークン(RNDR)を取り扱った理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。

レンダートークンとは、分散型のクラウドレンダリングサービスを提供するプロジェクトです。RNDRは、サービス利用時における支払いや、運営方針に係るガバナンス投票に使用することができます。

2017年より稼働を開始したRender社のプラットフォームは1,600万以上のフレーム、50万以上のシーンのレンダリングで利用されており、分散型クラウドレンダリング市場の構築を進めております。bitbankでは、生成AIの普及が進む中で、コンテンツを生み出すリソースであるレンダリングの市場構築に取り組むプロジェクトの1つとして、多くの方に知っていただきたいという思いで選定を行いました。

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参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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