アンストッパブル・ドメインズ、ENSの「.eth」ドメインをサポート開始

Unstoppable Domainsで.eth対応開始

web3ドメインサービス「アンストッパブル・ドメインズ(Unstoppable Domains)」が、イーサリアムネームサービス(Ethereum Name Service)の「.eth」ドメインに対応したことを7月18日発表した。

今回のアンストッパブル・ドメインズによる「.eth」ドメインのサポート開始により、「.eth」の管理機能や新たな購入機能、自動更新機能が導入されたとのこと。

「.eth」の管理機能では、アンストッパブル・ドメインズが管理するシステム内で、「.eth」またはその他のweb3ドメインの保護が可能とのことだ。

またアンストッパブル・ドメインズでは、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを接続せずに「.eth」を購入できるようになっており、購入した「.eth」は他の暗号資産から分離して所有可能だという。

購入後の「.eth」は、アンストッパブル・ドメインズが管理するシステム内で保持されるが、ユーザーが「.eth」を所有している状態になっている為、いつでも他ウォレットに転送できるとのことだ。

また「.eth」の購入の際に、クレジットカードやペイパル(PayPal)、グーグルぺイ(Google Pay)、アップルペイ(Apple Pay)といった既存決済サービスを利用可能になったことも発表されている。

さらにドメインの自動更新機能では、ユーザーが4ドルの年間更新料を支払うことで「.eth」を自動更新できるとのこと。

そして今回「.eth」ドメイン対応にあわせてローンチされたweb3ドメインを購入できるワンストップショップでは、「.eth」に加え「.nft」や「.crypto」、「.polygon」といったweb3ドメインを簡単に購入可能とのことだ。

アンストッパブル・ドメインズとは

アンストッパブル・ドメインズ社は、複雑なブロックチェーンアドレスを可読性の高いドメイン「アンストッパブル・ドメイン」に紐づけるサービスを提供している。

「アンストッパブル・ドメイン」を取得することにより、送金時のアドレスの打ち間違いを防ぐことができる他、アンストッパブル社の公式サイト上で「アンストッパブル・ドメインに紐づけられた個人ウェブサイト」を作成できる。なお「アンストッパブル・ドメイン」はNFTとして発行される。

アンストッパブル・ドメインズは今年3月、ポリゴンラボ(Polygon Labs)と提携して「.polygon」ドメインをローンチし、4月には「.BinanceUS」をローンチしている。

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    参考:Unstoppable Domains
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/metamorworks

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    一本寿和

    「あたらしい経済」編集部
    記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
    「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

    「あたらしい経済」編集部
    記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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