ブラックロックCEO、ビットコインは「金融システムに革命起こす可能性がある」と語る=報道

「ビットコインは国際的資産」

世界最大規模の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のCEOであるラリー・フィンク(Larry Fink)氏が、7月5日のフォックスビジネス(Fox Business)のインタビューにて、「暗号資産(仮想通貨)、特にビットコイン(BTC)が金融システムに革命を起こす可能性がある」と語った。各社が続々と報じている。

フィンク氏はインタビューにて「ビットコインがそうであるように、資産や証券のトークン化を進めることができれば、金融に革命を起こすことができると考えている」とコメント。

またフィンク氏は「インフレに対する抑止として金に投資するのではなく、国の不当な問題に対する抑止、あるいはどの国にいるにせよ、自国通貨の切り下げに対する抑止として金に投資するのだ」「はっきりさせよう、ビットコインは国際的資産であり、どの通貨にも基づいていないため、代替手段として利用できる資産となりえる」と続けている。

フィンク氏は2017年10月、CNBCのインタビューにて「ビットコインは、世界でマネーロンダリングの需要がどれだけあるかを示しているに過ぎない」と発言。暗号資産に懐疑的な姿勢を見せていた。

また同氏は2021年7月、CNBCの番組内で、長期投資家から暗号資産に関する問い合わせが減少したことを受け「それは長期投資家の焦点ではない。暗号資産に対する需要がほとんどなくなっている」と述べていた。

ブラックロックは6月15日、米証券取引委員会(SEC)へ現物(スポット)のビットコイン(BTC)で構成される上場投資信託(ETF)組成に関する申請書を提出。申請されたETFは「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust)」である。

米国において現物のビットコインETFは、いまだ承認に至っていない。もし今回申請された「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト」が承認されれば、初の事例となる。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:The DefiantCNBC
デザイン:一本寿和
images:iStoks/Rasica

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道