スクエニ、ゲーム配信プラットフォーム「エリクサー」と提携。web3ゲーム認知度の向上で

Elixir GamesがSquare Enixと提携

ゲーム配信プラットフォーム「エリクサー(Elixir)」提供のエリクサー・ゲームズ(Elixir Games)が、ゲーム開発大手のスクウェア・エニックス(Square Enix)との戦略的パートナーシップ締結を4月19日発表した。

エリクサー・ゲームズは、ヨーロッパやアジア、アメリカ大陸に分散してチームを持つ米国拠点のテック企業だ。最近では人気ゲーム「フォートナイト(Fortnite)」などを運営するエピック・ゲームス(Epic Games)との提携に伴い、web2ゲームだけでなくweb3ゲームの配信も行うようになったという。

今回の提携は、既存ゲーマー達のweb3ゲームの認知度および採用率を向上させることが狙いとのこと。また発表によると両社は、web3技術を表に出さない形で、ゲーマーがシンプルかつシームレスな体験ができるプラットフォーム提供を目指すとのことだ。

なおスクウェア・エニックスは昨年12月に、クリプトVCのシノ・グローバル・キャピタル(Sino Global Capital)と共同でエリクサー・ゲームズのシードラウンドによる資金調達に参加していた。

またスクウェア・エニックスのビジネスデベロップメントディレクターである上原秀明氏は、「今回のエリクサー・ゲームズとのパートナーシップは、スクウェア・エニックスがweb3ゲームの有望性を追求する為の新たなステップとなります」と発表にてコメントしている。

なお今回のパートナーシップに関する追加の情報は、今後数ヶ月のうちに発表する予定とのことだ。

スクウェア・エニックスによるweb3関連の動き

近年スクウェア・エニックスはweb3およびブロックチェーン分野へ注力している。

昨年9月には、ゲーム特化ブロックチェーンのオアシス(Oasys)の初期バリデーターとして参加し、オアシス上でブロックチェーンゲームの開発を行うことを発表。

また昨年12月には、オンラインゲーム事業やメタバース事業を手掛けるgumiへの出資およびブロックチェーンゲームの開発において業務提携を行うことを発表している。

さらにスクウェア・エニックス・ホールディングスの代表取締役社長松田洋祐氏は、2023年の年頭所感において、重点投資領域としてブロックチェーンエンターテイメントを挙げ、「自律的分散型というコンセプトのもと、ゲーム開発をはじめとした当社が提供するデジタルエンタテインメント事業がお客様にどのような新しい体験や新しい面白さをお届けすることができるかが極めて重要」であり、「2023年は、ブロックチェーンゲームが、狂乱から混乱を経て、新しい成長のステージへと移行してゆく年となることを期待します」と述べている。

そしてスクウェア・エニックスによる直近の動きとしては今年2月に、スクエニが今春リリース予定のweb3プロジェクト「シンビオジェネシス(Symbiogenesis)」の開発にあたり、ポリゴンラボ(Polygon Labs)との提携およびポリゴン(Polygon)ネットワークの採用を発表している。

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参考:Elixir Games
デザイン:一本寿和
images:iStock/Ihor-Tsyvinskyi・Lidiia-Moor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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