ビットフライヤー、「FLR」から「WFLR」変換およびデリゲート機能を上半期中に提供予定

BF、WFLRへの変換およびデリゲート機能を上半期中に提供予定

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、「フレア(FLR)」の付与に関する同社の対応について2月20日に発表した。今後数か月間で実施される残りの「FLR」の配布に参加するためには、外部ウォレットにて「ラップドFLR(WFLR)」への変換を行う必要があるとのこと。

「FLR」はフレアネットワークス(Flare Networks)が発行するトークンであり、当初の予定では「2020年12月12日9:00のスナップショット時点でXRPを保有していたユーザー」に対し、その保有量に応じて、初回配布で全体配布量の15%、その後36か月をかけて残りの85%の「FLR」を配布する予定となっていた。しかし、フレアネットワークスが初回配布後の2月10日に発表した配布方法の変更により、残りの「FLR」配布対象のユーザーが「WFLRを保有する全ユーザー」に変更となった。

つまり、今後「FLR」の配布を受け取るためには「FLR」を「WFLR」に変換する必要があるということだ。またその他にも「WFLR」をデリゲート(投票権委任)することでより多く「FLR」を受け取れることも通知されている。

ビットフライヤーは「FLR」配布への対応を表明しており、実際に1月23日に初回のユーザー付与を実施した。しかし、先日の配布方法変更に伴って必要となった「WFLR」への変換やデリゲートには現在対応ができていないという。これにあたり同社は今回、2023年上半期中に「WFLR」への変換およびデリゲート機能を提供開始する予定と発表をした。

ただし、ビットフライヤーにて「WFLR」への変換およびデリゲート機能が提供されるまでの期間にも「FLR」の配布は実施される。その「FLR」配布に参加したいユーザーについては、一度外部ウォレットに「FLR」を移動し、そこで「WFLR」への変換やデリゲートを行う必要がある。

なお「FLR」の外部送付機能は2月20日より提供開始されている。また対応する外部ウォレットは「Bifrost Wallet」、「D’CENT Wallet」、「Enkrypt Wallet」、「Ledger Nano X」、「Ledger Nano S」、「Trezor T」、「MetaMask」、「SafePal S1 Wallet」、「Brave Wallet」となっている。

ビットフライヤーは「FLR」のラップおよびデリゲート方法についての案内を今回発表したリリースのなかで説明している。

なおビットフライヤーは、「FLR」の預入機能についても提供に向けて準備を進めているとのことだ。

関連ニュース

参考:ビットフライヤー
デザイン:一本寿和

images:iStock/Aramyan

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【3/27話題】ビットフライヤーがエルフトークン(ELF)取り扱い延期、米司法省がクーコインを刑事告訴など

ビットフライヤー、エルフトークン(ELF)取り扱い延期。取引開始直前で、アバランチのアバラボ、東証スタンダード上場マツモトと協業。ゲーム開発で、米司法省がクーコインと創業者らを刑事告訴、AML法違反で、CFTC、イーサリアムを含む暗号資産を「商品」と再度主張、クーコイン提訴訴状の中で、ナイジェリアで拘束のバイナンス幹部1名が逃亡、政府はインターポールに支援要請=報道、サムアルトマンの「ワールドコイン(WLD)」、ポルトガルからデータ収集の停止命令、米サークルの「CCTP」がソラナに対応、8ネットワーク間で「USDC」転送可能に、ジャスミー(JMY)、パナソニック関連会社と協業開始、暗号資産決済「Slash」、独自トークン「SVL」のエアドロップ実施へ