GitHub貢献証明のGitPOAP、約5.8億円調達

GitHub貢献証明のGitPOAPがシードラウンドで約5.8億円調達

GitPOAPが、シードラウンドにて428万ドル(約5.8億円)の資金調達を完了したことを8月18日に発表した。

GitPOAPは、コミュニティやイベントの参加者に対して参加証明としてNFTを配布するPOAP(Proof of Attendance Protocol:ポープ)という仕組みをGitHub上に適用するサービス。Githubでの貢献に対して証明バッジ(GitPOAP)を発行することにより、レポジトリ所有者はコントリビューターを適切に認識することができるようになり、コントリビューターは報酬を得ることができるようになる。

今回の資金調達はインフレクション(Inflection.xyz)とリベルタス・キャピタル(Libertus Capital)が主導し、その他にアバランチェ・ベンチャーキャピタル(Avalanche VC)、プロトコル・ラボ(Protocol Labs)、POAPなどが参加したとのこと。

GitPOAPのCEOコーファックス・セルビー(Colfax Selby)氏は以下のようにコメントしている。

「POAPは、あなたが行ったことの記念品としての役割を果たすだけでなく、ソーシャルアプリケーションやプロフェッショナルアプリケーションの活発なエコシステムへのゲートウェイでもあります。人々の現在のオンラインでの評価は非常に限定的ですが、Web3においては、より深く、ニュアンスを含んだオンライン評価が必要とされています。私たちはPOAPの能力を進歩させることによってこれを促進することを目指しています」

今回調達した資金はチームおよびプロジェクトの拡大に充てられるとのこと。今後は「プロフェッショナルな貢献と成果を記念するための主要な手段となること」を目標に、オープンソースソフトウェアの枠を超えてあらゆるプロジェクトや組織が利用できる統一プラットフォームとしてGitPOAPを展開していく予定とのことだ。

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参考:GitPOAP
デザイン:一本寿和
images:iStocks/kasezo・Mikhail-Bogdanov

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小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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