社会人サッカー神奈川1部「はやぶさイレブン」、FiNANCiEでトークン発行

「はやぶさイレブン」がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」にて、サッカークラブ「はやぶさイレブン」がトークン発行と販売を開始したことが5月23日分かった。

「はやぶさイレブン」は、『厚木からJリーグへ』をチームスローガンに掲げる神奈川県1部リーグ所属の社会人サッカーチームである。チームには元日本代表の永井雄一郎選手兼任監督や水野晃樹選手など、Jリーグでプレーしていた選手も数多く所属しているとのこと。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「はやぶさイレブントークン」として販売されるとのこと。トークン発行により「はやぶさイレブン」を中心とした新たな厚木のコミュニティ「はやぶさドリームタウン」の創出を目指すとのことだ。

「はやぶさイレブントークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。

現在発表されている投票企画案として、「はやぶさイレブン公式マスコットを決める投票」や「選手入場曲を決める投票」、「はやぶさイレブン公式グッズ選定投票」、抽選特典案として「選手とのオンラインオフ会への参加」や「希望選手との試合後写真撮影」、「対面オフ会・サッカー体験(トークイベント)参加」がある。

また初期販売では「はやぶさイレブン」初となるNFT付きの特典がある。このNFTは各選手がそれぞれデザインされたNFTと、「はやぶさイレブン」2022モデルユニフォームに購入者の名前を入れたNFTとなっている。これらのNFTはFiNANCiE内で限定販売され、NFT保有者だけが受けられる特別体験も企画中とのこと。

トークンの初回販売期間は5月23日11時から7月6日21時の予定だ。

なお「はやぶさイレブントークン」の販売メニューは全12種類が用意されており、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。

5口限定の500,000ptのメニューでは、500,000pt分の「はやぶさイレブントークン」付与に加え、「2022SeasonNFTユニフォーム名入れ」、「投票企画・抽選特典への参加」がある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

また「はやぶさイレブントークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、「はやぶさクラブ」運営会社のSports Culuture Development代表 宇野陽氏より以下のコメントを得た。

『この度弊社10周年を記念し、新世代の新たな形・参加型のファンクラブを設立することになりました。Jリーグ参入に向けてゼロからのスタート。小さな街クラブの将来は皆さんと共に作り上げていきたいと思っています。コロナ禍で先行きが不安の中、大人たちが新たなチャレンジをし、子供達の夢・希望となり、地域のハブ・象徴となれるよう、ご支援ご協力のほどよろしくお願い致します』

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

フットサルFリーグ「名古屋オーシャンズ」、FiNANCiEでトークン発行

フットサルFリーグ「ボルクバレット北九州」、FiNANCiEでトークン発行

プロレースシリーズ「KYOJO CUP」がFiNANCiEでトークン発行

東海社会人リーグ1部「FC刈谷」、FiNANCiEでトークン発行

卓球日本代表の張本智和選手、「琉球アスティーダ」入団でFiNANCiEがトークン付与

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【10/11話題】メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへなど(音声ニュース)

メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、10億円相当追加で合計保有数748.502BTCに、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへ、OPスタック採用、米SEC、カンバーランドDRWを無登録で暗号資産取引を行ったとして提訴、ユービーアイソフト、初のweb3ゲーム今月リリースへ。オアシス(OAS)のL2採用で、タイ、投資信託やプライベートファンドによる暗号資産関連商品への投資規制緩和へ、米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、、USDCとUSDPで支払い可能に、バビロン、ステーキング上限撤廃で約14億ドル相当のビットコイン集める

米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、USDCとUSDPで支払い可能に

決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」を提供開始した。「USDC」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)の共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が公式Xにて10月10日発表した