米デジタル資産カストディFireblocks、約5.5億円の資金調達

Fireblocks、約5.5億円の資金調達

デジタル資産カストディの米ファイヤーブロックス(Fireblocks)が、シリーズEの資金調達ラウンドで約5億5,000万円(550万ドル)を調達したことが1月27日分かった。これによりファイヤーブロックスの企業評価額は約8,000億円(80億ドル)となったとのこと。

発表によると、この資金調達ラウンドはD1キャピタルパートナーズ(D1 Capital Partners)とスパークキャピタル(Spark Capital)が共同で主導したという。

その他、ジェネラル・アトランティック(General Atlantic)、インデックス・ベンチャーズ(Index Ventures)、マンモス(Mammoth)、キャピタルジー(CapitalG)、アルティメーター(Altimeter)、アイコニック・ストラテジック・パートナーズ(Iconiq Strategic Partners)、キャピタル・ベンチャーズ(Canapi Ventures)、パラファイ・グロース・ファンド(Parafi Growth Fund)などもラウンドに参加したとのことだ。

ファイヤーブロックスのCEOであるマイケル・シャウロヴ(Michael Shaulov)氏は今回の資金について「DeFiやNFT、決済のイノベーションへ重点的に投資する」としている。また「新規および既存の金融機関が第三者に依存することなく直接カストディを採用することで競争優位性を高める」とも説明している。

ファイヤーブロックスは今月7日に、DeFiレンディングプラットフォームAave(アーベ)が提供する機関投資家向けサービス「Aave Arc」の初のホワイトリスト機関として登録された。

これによりファイヤーブロックスが「Aave Arc」への参加を承認した金融機関が、ファイヤーブロックスのセキュリティシステムを通してAaveを利用できることになった。

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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/your_photo・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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