エルサルバドルが22日にビットコイン追加購入、保有総数1801BTCに

エルサルバドルがビットコイン追加購入、保有総数1801BTCに

エルサルバドル政府がビットコイン410BTCを追加購入したことが1月22日に分かった。エルサルバドルのナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領が自身のツイッターで明かした。なお今回の追加購入により、エルサルバドルのビットコイン合計保有額は1,801BTCとなった。

今回の410BTCは1,500万ドル(約17億円)で購入したとのこと。またブケレ大統領は「一部の人が本当に安く売ってる」とツイートしている。

エルサルバドルが前回ビットコインの追加購入を行ったのは、昨年12月21日だ。その際は価格変動などによる購入理由ではなく、エルサルバドルの国家面積が21,000キロ平方メートルであることとビットコインの総発行枚数が2,100万BTCであることを関連付け、12月21日が「21世紀2021年で最後の21日」であることから、現地時間12月21日21時21分21秒にあわせ21BTCの購入をした。

同国はこれまで昨年9月6日に400BTCを購入し、その後7日間で150BTCを追加購入。そして9月20日と10月28日にはそれぞれ150BTCと420BTCを購入。11月27日には100BTC、12月4日に150BTC、12月21日には21BTCを追加購入している。

また詳細は明らかになっていないが、同国政府の技術・経済・国際情勢部門部長であるモニカ・タヘル(Mónica Taher)氏のツイッターによると、エルサルバドル政府は暗号資産(仮想通貨)政策として中小企業向けの低金利ビットコイン建ローンの提供を検討していることが分かっている。

関連ニュース

エルサルバドルがビットコイン追加購入、保有総数1391BTCに

エルサルバドル、価格急落にあわせビットコインを追加購入

エルサルバドルがビットコインを追加購入、保有計1220BTCに

エルサルバドルがビットコインを追加購入、保有計1120BTCに

参考:ブケレ氏Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/DancingMan・LongQuattro

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した