韓国の大学、使うと暗号資産貰えるトイレ開発

韓国の大学、使うと暗号資産貰えるトイレ開発

韓国の国立大学である蔚山(ウルサン)科学技術大学校が、利用することで暗号資産がもらえるトイレの開発をしたことをロイターが7月9日報じた。

同大学の都市・環境工学教授であるチョ・ジェウォン(Cho Jae-won)氏が開発した「BeeViトイレ」は利用をすることで環境に貢献ができるという。

真空ポンプを使って排泄物を地下タンクに送り込むことで水の使用量を減らし、さらに地下タンクでは微生物によって排泄物がメタンガスに分解され、ガスコンロ、温水ボイラー、固体酸化物型燃料電池など、建物のエネルギー源として利用されるという。

ロイターによると、一日に人が排泄する平均量500グラムは50リットルのメタンガスに変えることができ、0.5kWhの電力生成や自動車で約1.2㎞が走行できるエネルギーとなるとのことだ。

そして、このトイレを利用し環境に貢献をした学生には、ジェオン教授が開発した暗号資産「Ggool」が付与されるという。「Ggool」はキャンパス内の売店で食品や本などの商品購入に利用できるとのことだ。

「BeeViトイレ」を利用する学生は「排泄物は汚いものだとしか思っていなかったが、今では私にとって価値のある宝物です。好きな本を買おうと思って、食事の時に排泄物の話をするくらいです」とロイターに対してコメントしている。

参考:ロイター
デザイン:一本寿和
images:iStocks/kanjana-intaounwong・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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