ベトナム首相、中央銀行にCBDC研究とパイロット実装を指示

ベトナム首相、中央銀行にCBDC研究とパイロット実装を指示

ベトナムの首相であるファム・ミン・チン (Pham Minh Chinh)氏が、ベトナム中央銀行に2021年から23年にかけて、ブロックチェーン技術に基づく中央銀行デジタル通貨(CBDC)の研究およびパイロット実装の依頼をしたことが、7月3日にベトナムニュースにより報じられた。

今回のベトナム政府の政策は「デジタル政府の実現のための電子政府開発戦略に関する決定」を基に推進した取り組みとのこと。

このブロックチェーンに基づくCBDCのパイロット実装は、ベトナム政府がよりデジタル化に推進する一環であり、その他にも人工知能(AI)、ビッグデータ、拡張現実、仮想現実(AR / VR)の研究も行う予定とのことだ。

ホーチミン経済大学のイノベーション研究所副所長であるフイン・フォック・ニャ(Huynh Phuoc Nghia)氏は今回の報道で「ベトナムのキャッシュレス決済は増加傾向にありますが、(CBDCの)パイロットの実施によって政府がプラス面とマイナス面を見つけることに役立ち、より適切な管理メカニズムを開発できます。一方で、CBDCの認識は、よりデジタル経済への移行を加速することにも役立ちます」と述べている。

なお報道によると、ベトナムには暗号資産について具体的な定義はないとのこと。長年にわたり、国営銀行はビットコインを含む暗号資産がベトナムでは法的に認められておらず、決済手段としての暗号資産の使用も法的に保護されていないとのことだ。

ホーチミン経済大学の副学長であるレダットチー(LeDat Chi)氏は「レースで優位に立つために国が競争力を持って暗号通貨の研究を加速するのが必要です」と強調したとのことだ。

参考:ベトナムニュース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/NatanaelGinting・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【9/22の話題】GMOトラストとINXが提携、Internet Computer(ICP)がビットコインに接続予定など(音声ニュース)

GMOトラストとINXが提携、ステーブルコイン「GYEN」と「ZUSD」上場へ、DFINITY財団「Internet Computer(ICP)」、ビットコインへの接続予定を発表、米フィギュア、米国規制に準拠した形でデジタル証券取引を完了、暗号資産取引所「FTX」、利用制限の対象国に日本を追加、オーケーコインジャパンがIOST保有者へのDONエアドロップに対応、国内取引所で対応分かれる、バイナンス、オーストラリアで先物やオプションなどの取引停止へ、米オスプレイ、ポリゴン(Polygon/MATIC)の投資信託発表、オランダ投資銀行ABNアムロ、パクソスの決済ソリューションに参加、米コインベースが暗号資産貸付サービス提供を中止、【取材】芥川賞作家 上田岳弘、Loot系NFT「Obsession2020」をグラコネと発行、「福岡県ブロックチェーンフォーラム」11月15日開催、「NFT」と「トレーサビリティ」のセッション予定