コインファンド、NFT市場に新たな投資商品提供へ

コインファンド、NFT市場に新たな投資商品提供へ

ニューヨーク拠点のデジタル資産投資企業であるコインファンド(CoinFund)がNFT市場に新たな投資商品を提供する予定であることをブロックチェーンメディアTHE BLOCKが6月27日発表した。

このことはコインファンドのポートフォリオ・グロース責任者であるヴァネッサ・グレレット(Vanessa Grellet)氏が明らかにした内容で、商品名は「Metaversal(メタバーサル)」とのことだ。

THE BLOCKはNFT市場では今年2月下旬の1週間で2億ドル近くの取引量があったとし、6月20日週では約4,000万ドルにまで下がり市場は低迷していると説明。しかしコインファンドは今月初めに発表されたNFTマーケットプレイスのラリブル(Rarible)の1,400万ドルの資金調達の主導や、ダッパーラボ(Dapper Labs)、ジーニー(Genie)などへも投資を行っており、積極的にNFT市場へ参入しているという。

グレレット氏は「消費が鈍化しているとはいえ、NFTには多くのツールが登場します。 レンディングやNFTの金融化に関連した多くのツールを目にすることになると思います。それによって、NFTの市場は、DeFiなどの他の市場よりもさらに大きくなると思います」と市場参入の理由を語ったとのこと。

またグレレット氏は「NFTは単なるアートではなく、単なるコレクターズアイテムでもなく、契約書や人生のユニークな側面など、何でもNFTにすることができます。なので空は無限です」と語ったとのことだ。

参考:コインファンド
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor・Arkadiusz-Warguła

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる