イーサリアム2.0(Ethereum2.0)のローンチにつながるデポジットコントラクトがリリース

イーサリアム2.0(Ethereum2.0)のローンチにつながるデポジットコントラクトがリリース

イーサリアム2.0(Ethereum2.0)のローンチにつながるデポジットコントラクトが日本時間の11月5日0時にリリースされた。

イーサリアムブログによると、デポジットコントラクトとは、既存のイーサリアムチェーンとイーサリアム2.0の架け橋となるコントラクトであり、イーサリアムの所有者はこのコントラクトに32ETH(約130万円)分のイーサリアムをデポジットすることにより、イーサリアム2.0のバリデーターとなることができる。イーサリアム2.0のフェーズ0であるビーコンチェーン(バリデーターを管理しPoSを実行するチェーン)のローンチのためにはこのデポジットを行った人数が16,384名(デポジット総額が524,288ETH)に達する必要があるとのこと。

イーサリアム2.0のフェーズ0のローンチ日は最短で12月1日に設定されており、この日の7日前までに必要額のデポジットが行われれば12月1日にイーサリアム2.0への移行が開始される。デポジットが不足していた場合はデポジットが必要額に達し次第、その7日後から移行が開始されることになる。

またデポジットコントラクトのリリースと同時にイーサリアム2.0のローンチまでの道のりを示したウェブサイトが公開された。これによると11月5日10時時点で12,069ETHのデポジットが行われており、これは必要額の2%程度となっている。

今後イーサリアム2.0は段階的にローンチされていく予定となっており、順調に開発が進めば2020年中にフェーズ0のローンチ、2021年中にシャードチェーン(イーサリアム2.0内に無数に存在するサイドチェーンの総称)の実装やPoS(Proof of Stake)への移行などが行われる。

(images:iStock/your_photo)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した