ストラテジー、Q3営業利益が過去最高の約210億ドルに。BTC価格回復が寄与

デジタル資産関連利益が決算を押し上げ、希薄化後EPSは44.75ドルに

米ナスダック上場のビットコイントレジャリー企業ストラテジー(Strategy)が、2026年第3四半期(7〜9月)の決算を10月29日に発表した。

同四半期の営業利益は209億1,000万ドル(約3兆3,044億円)で、前年同期の38億9,000万ドル(約6,147億円)から増加し、過去最高となった。

利益を押し上げたのは、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の価格回復に伴うデジタル資産関連利益だ。同四半期には209億1,000万ドル(約3兆3,044億円)を計上した。同社によると、同期間のBTC価格は43%上昇した。同社の会計では、保有BTCの価格変動に伴う評価損益などが営業損益に反映される。

純利益は195億3,000万ドル(約3兆863億円)だった。優先株配当などを反映した普通株主に帰属する純利益は191億2,000万ドル(約3兆215億円)、希薄化後1株当たり利益(EPS)は44.75ドル(約7,072円)となった。前年同期のEPSは8.42ドル(約1,331円)だった。

製品・サービスの売上高は、前年同期比3%減の1億2,540万ドル(約198億円)だった。

決算とあわせて公表された10月25日時点のBTC保有量は84万8,517BTCで、年初から26%増加した。年初から同日までのBTC購入額は143億3,000万ドル(約2兆2,646億円)、資本調達額は212億3,000万ドル(約3兆3,550億円)だった。

一方、同日時点のBTCイールド(BTC Yield)は、年初来マイナス3.7%だった。これは、転換社債の株式転換やストックオプションの行使などを想定した株式数を基に、1株当たりのBTC保有量の増減率を示す同社の独自指標だ。

またストラテジーは、年初から同日までに約4億3,180万ドル(約682億円)相当のBTCを売却したことも明らかにした。売却資金は、優先株配当と優先株「STRC」の買い戻しに必要な資金の一部に充てたという。

10月25日時点の米ドル建て資産は50億7,000万ドル(約8,012億円)だった。同社によると、優先株配当と負債の利払いの約3.4年分に相当する。

参考:ストラテジー決算発表・プレスリリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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