ビットゴーとジュピターが提携、既存のカストディ口座からSOLステーキング可能に

機関投資家向けにジュピターのバリデーターを利用したSOLステーキングに対応

暗号資産(仮想通貨)カストディ事業者ビットゴー(BitGo)が、ソラナ(Solana)基盤のDeFiプラットフォームであるジュピター(Jupiter)との提携により、ジュピターのバリデーターを利用した機関投資家向けSOLステーキングに対応したと10月28日に発表した。対象となるビットゴーの機関投資家顧客は、既存のカストディ口座から「ジュピター x ビットゴー(Jupiter x BitGo)」バリデーターにSOLを委任し、ステーキング報酬を得られる。

今回の提携では、ビットゴーが顧客資産の保管・管理とステーキング機能を提供し、ジュピターが第三者としてバリデーターを運用する。カストディとは、顧客に代わって暗号資産を保管・管理するサービスのことだ。また、バリデーターは、取引の検証などを通じてブロックチェーンの運営を支える参加者を指す。なお、ビットゴーはジュピターが運用するバリデーターの稼働状況や性能を管理しないとのことだ。

ステーキングとは、保有する暗号資産をブロックチェーンのネットワーク運営に参加させ、報酬を得る仕組みだ。今回のサービスでは、顧客はSOLをジュピターなどの外部事業者に移管せず、バリデーターに委任することでステーキングに参加できる。そのため、機関投資家は新たなカストディ契約を結ぶ必要がなく、既存の資産管理や承認手続きを維持できる。また、ビットゴーによると、ステーキング中もコールドストレージを利用した資産管理体制が維持されるとのことだ。

ただし、ステーキング報酬はソラナのネットワーク状況やバリデーターの稼働状況などによって変動し、保証されるものではない。また、ステーキングを解除する際には、ソラナのプロトコルで定められた待機期間が必要となる。その他のリスクとして、バリデーターの停止や性能低下、SOLの価格下落などが挙げられている。

なお、ビットゴーのカストディサービスには、最大2億5,000万ドル(約394億円)の補償枠を持つ保険プログラムが用意されている。ただし、補償には契約上の条件や制限、免責事項があり、ステーキングに伴うすべての損失が補償されるわけではない。また、規制下のカストディサービスを提供する法人は、顧客の所在地や利用資格によって異なるとのことだ。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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