バイナンス、オンチェーン出金を一定期間ブロックする機能「Withdraw Protection」導入

Binanceが出金ロック機能導入

海外暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)が、オンチェーン出金を一定期間ブロックするセキュリティ機能「ウィズドロープロテクション(Withdraw Protection)」を5月4日に公式ブログで紹介した。

同機能は、利用者が脅迫などの身体的な強要により暗号資産の移動を迫られるリスクに備えるものだ。バイナンスは、パスワードや二要素認証(2FA)などのデジタル対策では、対面で資金移動を迫られるようなリスクには対応しにくいと説明している。なお、暗号資産保有者に暴力や脅迫を用いて秘密鍵の開示や資金移動を迫る手口は、「レンチ攻撃」とも呼ばれる。

バイナンスによると、暗号資産のセキュリティ対策ではこれまで、フィッシングリンク、なりすまし詐欺、SIMスワップ、シードフレーズの漏洩といったデジタル攻撃への防御が重視されてきた。一方で、利用者がその場で資金移動を迫られる身体的な強要については、従来の対策だけでは十分にカバーできないという。

ウィズドロープロテクションを有効化すると、設定したロック期間中、バイナンスアカウントからのオンチェーン出金リクエストがブロックされる。ロック期間は1日から7日まで設定でき、初期設定は48時間、または2日となっている。

初期設定では、利用者本人を含め、ロックを早期解除することはできない。一方で、緊急時などに解除手段を残したい利用者向けには、早期解除を許可する設定も用意されている。この設定を有効にした場合、解除時にはセキュリティキーと認証アプリによる確認が必要となり、別途設定した電話番号またはメールアドレスによる確認を任意で追加できる。

ロック期間中も、利用者はアカウントへのアクセス、取引、ポジション保有を通常通り行える。制限されるのは、同機能の対象となるオンチェーン出金に限られる。同機能はアプリまたはWebから設定でき、iOSで利用する場合はiOS16以上、アプリ版3.14.0以上が必要となる。

参考:バイナンス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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