スラッシュ、暗号資産決済「Slash Payment」を事業譲渡

Slash Paymentが事業譲渡でNodex Payに

スラッシュビジョン(SLASH VISION)が、暗号資産(仮想通貨)決済「スラッシュペイメント(Slash Payment)」に関する一切の事業を譲渡すると9月29日に発表した。さらなる事業拡大とサービスの高度化を図るため事業譲渡を行うとのことだ。

譲渡先は、ケイマン諸島法人のノデックス・グローバル(Nodex Global)。譲渡日は10月31日が予定されているが、すでにスラッシュペイメントは新サービス「ノデックスペイ(Nodex Pay)」としてリブランディングされている。

ノデックスペイの各種機能は提供開始されており、スラッシュペイメントと同様の決済体験が可能となっている。事業譲渡によりドメインが変更されているが、これまでスラッシュペイメントを導入していた事業者の決済データはノデックスペイの管理画面から引き続き閲覧が可能とのこと。メールアドレスにてログインをしていたユーザーは、Slash Vision Portal(https://app.slash.vision/)にてログイン・エクスポートの対応が必要となっている。

スラッシュビジョン(以下、スラッシュ)は、日本初、国内法に唯一準拠し、セルフカストディ方式で暗号資産・ステーブルコインが利用できるクリプトクレジットカード「SlashCard」の提供を予定するシンガポール拠点の企業だ。

今回の発表と同日にスラッシュは、東証グロース上場企業のイオレと暗号資産(仮想通貨)金融事業における資本業務提携を行うと発表している。

この両社提携は、イオレが推進する暗号資産レンディングを中心とした金融サービス群を、スラッシュが提供するセルフカストディ型ウォレットおよび日本初のステーブルコイン対応クリプトクレジットカード機能と連携させるものであるとのこと。これによりイオレは、新たなユーザー接点の獲得、サービス利用機会の拡大、エンゲージメントの向上を実現し、中長期的な事業価値の向上につなげるとしている。

画像:iStocks/Wavebreakmedia

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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