グレースケール、ポルカドット(DOT)とカルダノ(ADA)の現物ETFを米SECにS1申請

DOTとADAの現物ETFが申請

暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が、「Grayscale Polkadot Trust ETF」と「Grayscale Cardano Trust ETF」の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」を米証券取引委員会(SEC)へ8月29日に提出した。

「Grayscale Polkadot Trust ETF」は、暗号資産(仮想通貨)ポルカドット(DOT)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)。同ETFは、米国の証券取引所ナスダック(Nasdaq)にティッカーシンボル「DOT」で上場する予定だ。提出書類では、DOTの最大85%をステーキングし、その報酬をETFの収益に反映する可能性があることが明記されている。

また「Grayscale Cardano Trust ETF」は、暗号資産カルダノ(ADA)の現物価格に連動するETF。同ETFは、米国の証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)にティッカーシンボル「GADA」で上場する予定となっている。

提出書類によると両ETFの信託受託者(トラスティ)には、米デラウェア州拠点のサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust)が指定されている。また資産管理者(アドミニストレーター)および証券代行(トランスファーエージェント)にはBNYメロン(The Bank of New York Mellon)、保管機関(カストディアン)にはコインベースカストディ(Coinbase Custody Trust)が指定されている。

なお「Grayscale Polkadot Trust ETF」に関する19b-4申請書(Form 19b-4)は2月24日付、「Grayscale Cardano Trust ETF」に関する19b-4申請書は2月10日付で上場予定先の各取引所を通じて既に提出されている。

今回のS-1申請書は、19b-4申請書と並行して必要な申請書類にあたる。SECによるETFの上場および取引開始に向けた最終承認には、両申請書の認可が必要だ。

参考:DOTADA
画像:iStocks/Funtap

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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