ブラックロック、欧州で初のビットコインETPをローンチ

BlackRockがiShares Bitcoin ETPローンチ

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)による暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物価格に連動する上場投資商品(ETP)「iシェアーズ・ビットコイン・ETP(iShares Bitcoin ETP)」が、欧州の証券取引所で3月25日に取引開始された。

同ETPは、ブラックロックにとって北米以外で初となる暗号資産の現物価格に連動する上場投資商品だ。ブラックロックが展開する投資商品ブランド「iShares」の公式サイトで確認できる。

公式サイトによると、「iシェアーズ・ビットコイン・ETP」は、ドイツ証券取引所の電子取引プラットフォーム「クセトラ(Xetra)」およびフランスの「ユーロネクストパリ(Euronext Paris)」でティッカーシンボル「IB1T」で上場されている。またオランダの「ユーロネクストアムステルダム(Euronext Amsterdam)」では「BTCN」で上場されている。

同商品の経費率(TER)は、今年12月31日までの期間限定で一部が免除され、年率0.15%で提供される。この期間終了後、2026年1月1日以降は年率0.25%となる予定とのこと。

なお「iシェアーズ・ビットコイン・ETP」の発行元は、スイス・チューリッヒ拠点のデジタル資産専門企業アイシェアーズ・デジタル・アセッツ(iShares Digital Assets)となっている。

ブラックロックは2024年1月、米国でビットコインの現物による上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」をローンチしている。記事執筆時点で「IBIT」の純資産額は約500億ドル(約9兆円)だ。(3/26 11:30 iShares調べ)。

参考:iShares
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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