ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」、ソラナ(Solana)に展開開始

BUIDLがソラナに対応

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)提供のトークン化ファンド「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」が、新たにソラナ(Solana)上で展開された。同ファンドのトークン化を手がけるデジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が3月25日に発表した。

「BUIDL」はこれまで、イーサリアム(Ethereum)、アプトス(Aptos)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)に対応しており、今回新たにソラナが加わったことで対応チェーンは7つとなった。なお発行されている「BUIDL」トークンのおよそ90%はイーサリアム上に存在している。

「BUIDL」は2024年3月に、ブラックロックによって立ち上げられたトークン化ファンドで、総資産の100%を現金、米国財務省証券、現先取引に投資している。

トークン化された実物資産(Real World Assets:RWA)に関するデータ分析プラットフォーム「RWA.xyz」によると、「BUIDL」の運用資産額は記事執筆時点で約17億ドル(約2,544億円)に達している(3/26 7:30 RWA.xyz調べ)。

投資家は「BUIDL」トークンを通じてトークン化ファンドを保有し、年利(APY)4.50%の利回りを得ることが可能だ。

「BUIDL」では1トークン対1ドルの安定した価値提供を目指し、毎日発生する配当を毎月新しいトークンとして投資家のウォレットに直接支払うという。また同ファンドの投資家は24時間365日、事前に承認された他の投資家にトークンを譲渡できるとのことだ。

セキュリタイズの発表によると、RWAのトークン化市場は2025年中に500億ドル(約7.4兆円)に達すると予測されている。

参考:キュリタイズRWA.xyz
画像:iStock/royyimzy・dalebor

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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