Mercado BitcoinとPolygon Labsが提携、ラテンアメリカでのRWAトークン化促進で=報道

Mercado BitcoinとPolygon Labsが提携

ラテンアメリカ最大の暗号資産(仮想通貨)取引所メルカドビットコイン(Mercado Bitcoin:MB)が、「ポリゴン(Polygon)」の開発元であるポリゴンラボ(Polygon Labs)と提携し、同地域でのRWA(Real World Assets:現実資産)のトークン化を促進させるようだ。地元メディア「ポータルドゥビットコイン(Portal do Bitcoin)」が3月13日に報じている。

報道によると今回の提携により、MBは今年度に2億ドル(約300億円)以上の資産をトークン化する計画とのこと。これまでのトークン化総額の2倍以上の成長を見込んでいるとのこと。

そして同取引所によるポリゴンラボとの提携は、RWAのトークン化プロセスにおいて「ポリゴン」ネットワークの採用と、機関投資家への提供に向けた堅牢なエコシステムの構築を目的としているという。

MBは2019年の設立以来、プライベートクレジットのトークン化市場で世界第3位のプラットフォームに成長し、これまでに340種類以上のトークン化商品を発行。総額1億8,000万ドル(約270億円)相当の資産をトークン化してきたとのこと。

また同取引所は、デジタル債券やプライベートクレジットのトークン化、デジタル資産ポートフォリオ、エクイティトークン、収益分配型の金融商品など多様な投資商品を提供している。プライベートクレジットとは、銀行などの金融機関を介さずに提供される非公開の民間融資である。

今回の提携では、特にこのプライベートクレジットのトークン化が強化されるとのこと。MBは「ポリゴン」のインフラを活用することで、取引コストの削減や決済スピードの向上を実現し、これまで敷居の高かった投資機会をより多くの投資家に提供することが可能になるとのことだ。

なおMBは2024年10月に、米リップル(Ripple)社とも提携している。この提携により、リップル社が提供するブロックチェーンを活用した国際送金ソリューション「リップルペイメント」を、ブラジルとポルトガル間におけるMBの社内財務業務での活用を目指すとしていた。

参考:Portal do Bitcoin
画像:iStock/wvihrev

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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