香港金融管理局「ステーブルコイン発行者サンドボックス」にアニモカブランズら参加

HKMAがステーブルコイン発行者サンドボックスの参加企業発表

香港金融管理局(HKMA)が、同局主導の「ステーブルコイン発行者サンドボックス」の参加企業リストを7月18日発表した。

「ステーブルコイン発行者サンドボックス」は、香港金融管理局が今年3月に持続可能かつ責任あるステーブルコインエコシステムの発展を促進する為に開始したプログラムだ。

発表によると「ステーブルコイン発行者サンドボックス」に参加した企業は、香港拠点でブロックチェーンゲーム開発やNFT分野への投資を行う「アニモカブランズ(Animoca Brands)」、金融サービス大手「スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Bank Hong Kong:SCBHK)」、香港通信大手「香港テレコム(HKT)」、中国大手eコマース企業JD.comの子会社「ジンドンコインリンクテクノロジーホンコン(JINGDONG Coinlink Technology Hong Kong)」、香港ドルステーブルコインHKDR開発の「アールディー インノテック(RD InnoTech)」とのこと。

今回「ステーブルコイン発行者サンドボックス」に参加した5社は、香港でステーブルコインを発行する為の運用計画のテストを行うことが香港金融管理局によって許可されたとのことだ。

またこれら企業は、香港金融管理局が「ステーブルコイン発行者サンドボックス」の参加者を選定する際の評価プロセスにおいて、合理的な事業計画をもって香港でステーブルコイン発行事業を展開することを示したという。そしてこのサンドボックスの範囲内で実施可能な事業であることも証明できたとのこと。

ちなみに「アニモカブランズ」、「スタンダードチャータード銀行香港」、「香港テレコム」に関しては、3社共同で「ステーブルコイン発行者サンドボックス」に参加したという。またこれら企業は同サンドボックスに参加するにあたって、機関投資家向けカストディソリューション「ゾディアカストディ(Zodia Custody)」を利用するとのことだ。

関連ニュース

参考:香港金融管理局
images:iStocks/LuckyStep48

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した