ドイツ連邦銀行とMIT、「中銀デジタル通貨」の共同研究

ドイツ連邦銀行とMITがCBDCの共同研究

ドイツ連邦銀行とマサチューセッツ工科大学(MIT)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する共同研究プロジェクトを開始する。

ドイツ連邦銀行が4月16日に発表したところによると、同行の専門家はMITメディアラボと協力し、CBDCの設計に使用できる新技術を研究する予定だ。また、この共同研究の成果は公表される予定だ。

昨年秋には欧州中央銀行(ECB)がデジタルユーロに向けた準備段階に許可を出した。この準備段階では規制を最終決定し、プラットフォームとインフラストラクチャの開発のためのプロバイダーを選定する。この準備段階は2年間続く予定だ。

このデジタルマネーは、ペイパル(Paypal)やアップルペイ(Apple Pay)などの米国企業によるデジタル決済取引における競争の激化や、ビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)などの暗号資産の進歩に対抗することを目的としている。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Bundesbank und MIT forschen gemeinsam zu digitalem Zentralbankgeld
(Bericht von Frank Siebelt, redigiert von Kerstin Dörr Bei Rückfragen wenden Sie sich bitte an unsere Redaktion unter berlin.newsroom@thomsonreuters.com (für Politik und Konjunktur) oder frankfurt.newsroom@thomsonreuters.com (für Unternehmen und Märkte).)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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