リップル社会長、個人のXRP口座への不正アクセスを報告

法執行機関とは連携済み

米リップル(Ripple)社の共同創設者で会長のクリス・ラーセン(Chris Larsen)氏が、自身のXRPアカウントに不正アクセスがあったことを1月31日明かした。この不正アクセスにより同氏が保有するXRPが流出した。

ラーセン氏は、自身のXにて「昨日、私の個人的なXRPアカウント(リップル社ではない)に不正アクセスがあった」と報告している。

またラーセン氏はこの出来事は「単独」のものであり、リップル社のウォレットは安全で侵害されたことはないと強調。また同氏によると影響を受けた資金はXRPから他のトークンへ変換されたとのことだ。

なお法執行機関とはすでに連携済みとのことで、流出した資金の大部分が凍結されたとのこと。残りの資金も鋭意追及中とのことだ。

ブロックチェーン専門家で暗号資産関連の探偵であるザックXBT(ZachXBT)氏によれば、盗まれた資金は暗号資産(仮想通貨)取引所MEXC、ゲート(Gate)、バイナンス(Binance)、クラーケン(Kraken)、OKX、HTX、ヒットBTC(HitBTC)などを通じて資金洗浄されたとのことだ。

関連ニュース

参考:XRPSCAN
images:iStock/LuckyStep48

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した