Cboe Clear Digital、ビットコインとイーサの証拠金先物取引を提供へ。CFTC認可で

CFTCがCboeに証拠金先物取引を認可

シーボー・グローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets)の関連会社シーボー・クリア・デジタル(Cboe Clear Digital)が、米国商品先物取引委員会(CFTC)より、証拠金付き先物取引を含む商品提供の拡大に必要な認可を6月5日取得した。シーボー・グローバル・マーケッツが6月6日発表した。

なおシーボー・グローバル・マーケッツは、米大手デリバティブ取引所のシカゴ・オプション取引所を運営する企業。またシーボー・クリアの親会社シーボー・デジタル・エクスチェンジ(Cboe Digital Exchange)は、CFTCに指定契約市場として登録されている。

これまでシーボー・クリアでは、デジタル資産先物の取引と清算を完全担保制で提供しており、顧客は先物契約の全額を前払いする必要があった。今回のCFTCからの証拠金付き先物取引の認可により、担保として計上されるのは総額の一定割合のみとなり、顧客はより少ない資金で先物取引を行えるようになるとのこと。

なお今回の認可により、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を対象にした証拠金付き先物取引を2023年後半から提供する予定とのことだ。

シーボー・デジタルの社長であるジョン・パーマー(John Palmer)氏は「我々は、仲介者を歓迎する透明性の高い、米国で規制された暗号市場というビジョンを構築し続ける中で、CFTCが我々と協力してくれたことに感謝しています。デリバティブは、投資家が市場エクスポージャーを獲得し、リスクを管理することを可能にする、古くから利用されてきた貴重なツールです」とコメントしている。

関連ニュース

参考:CBOECFTC
デザイン:一本寿和

images:iStocks/JHVEPhoto

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した