webブラウザ「Brave」のウォレット、iOSとAndroidでソラナのDAppsに対応

Brave Walletのモバイル版がソラナDApps対応

プライバシー保護に焦点を当てた次世代分散型webブラウザ「ブレイブ(Brave)」提供の「Brave Wallet(ブレイブウォレット)」のiOS版とAndroid版が、ソラナ(Solana/SOL)のDApps(分散型アプリケーション)に対応したことが2月7日発表された。

これにより「ブレイブウォレット」は「ブレイブ」ブラウザのセキュリティを享受したまま、シームレスにソラナ上のDAppsへ直接接続できるようになったとのこと。なおデスクトップ版には昨年7月から対応している。

また「ブレイブウォレット」は「ブレイブ」ブラウザに組み込まれていることから、ウォレットの拡張機能が必要ない為、トランザクションを署名する際にアプリ間を移動する必要が無いとのことだ。

なお「ブレイブウォレット」は昨年5月よりソラナネットワークに対応しており、ユーザーは「ブレイブウォレット」でSOL及びSPLトークンを送信、受信、保管できるようになっている。

ブレイブとは

ブレイブは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」を持つブラウザだ。広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある。さらにユーザーはブレイブ上で特定の広告を閲覧することで暗号資産BAT(Basic Attention Token/ベーシックアテンショントークン)をブレイブリワード(Brave Rewards)として獲得することもできる。

またブレイブユーザーはBATを使ってコンテンツクリエイターやウェブサイトに対して支援を行うことも可能である。

なお日本国内においてブレイブは暗号資産取引所のビットフライヤー(bitFlyer)と提携しており、ブレイブ上でビットフライヤーのアカウントが連携できるようになっている。

bitFlyerアカウントを、デスクトップ版のブレイブブラウザ上でブレイブリワードに連携することで、ブレイブブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月5日に報酬としてBATをbitFlyerアカウントで受け取れる。またブレイブブラウザを利用することで受け取ったBATは、ビットフライヤーで売却し日本円に換金することも可能である。

またブレイブには昨年9月より、ブロックチェーンドメインサービス提供の「アンストッパブル・ドメインズ(Unstoppable Domains)」のドメインサービスが導入されており、ブレイブ上でも「アンストッパブル・ドメインに紐づけられた個人ウェブサイト」を公開できるようになっている。そしてアンストッパブル・ドメインを検索欄に入力することで、他者が作成したウェブサイトも表示できる。

関連ニュース

参考:Brave
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で

︎マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと

決済大手の米マスターカード(Mastercard)が、スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Hong Kong:SCBHK)及びその関連会社と、顧客預金およびカーボンクレジットのトークン化における試験的な概念実証(proof-of-concept pilot:PoC pilot)の完了を5月14日発表した