DEXアグリゲーター「1inch Network」、独自開発ハードウェアウォレット今年発売

1inch Hardware Walletが今年発売

DEXアグリゲーターの1インチネットワーク(1inch Network)が、独自開発の暗号資産ハードウェアウォレット「1inch Hardware Wallet」を今年後半に発売予定であることを1月19日発表した。

このハードウェアウォレットの特徴としては、ブラインド署名ではなくトランザクション署名が提供されており、ユーザーがトランザクション署名する際はQRコードまたはNFCをスキャンする仕様となっている。なおユーザーの秘密鍵はオフラインで保存されているとのこと。

さらにハッカーの攻撃や資金の盗難を防ぐ為に、ユーザーが署名しているトランザクションがwebまたはモバイルアプリで侵害された場合、デバイスからユーザーへ通知されるようになっているという。

またボタンが無いタッチスクリーンのみの銀行カードサイズとなっており、ディスプレイにはゴリラガラス、フレームにはステンレス鋼が採用されるなど耐久や防水対策がされたデバイスだという。なお充電形式はワイヤレスで、バッテリーは約2週間使用可能とのこと。

「1インチ・ハードウェアウォレット」は5色用意されており、入手するには名前、メールアドレス、居住国を記入の上ウェイティングリストに登録する必要がある。なお現在ウェイティングリストでは、居住国「Japan」の場合も、登録できるようになっている。

なお「1インチ・ハードウェアウォレット」は、1インチ・ネットワーク内で活動する独立したチームによって開発されており、1インチ財団からの助成金によってサポートされているとのことだ。

また発売に向け、エンジニアによるプロトタイプのプレゼンテーション及びテスト、UIの完成と改良、バグバウンティプログラムなどを行なっていくとのこと。

関連ニュース

ハードウェアウォレット「Foundation Devices」が約9.3億円調達、ポリチェーン主導

バイナンスラボ、ハードウェアウォレット開発「NGRAVE」に出資

バイナンス、ハードウェアウォレット「Ledger」と提携

ソニーデザインコンサルティングとFinal Aim、ICカード型ハードウェアウォレット活用の実証実験開始

FENDI、ハードウェアウォレットケースの予約開始

参考:1inchミディアム
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Nature

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる