ポリゴン、シンガポールVC「Blockchain Founders Fund」のファンドIIへ出資

ポリゴンがBlockchain Founders FundのファンドIIへ出資

イーサリアム(Ethereum)のスケーリングソリューションを開発する「ポリゴン(Polygon)」が、シンガポールのブロックチェーンVC「ブロックチェーンファウンダーズファンド(Blockchain Founders Fund:BFF)」のファンドIIに出資したことが9月30日に発表された。出資額については不明だ。

BFFのファンドIIは、有望なweb3やメタバース系のスタートアップに焦点を当てたファンドで、有力なクリプト(暗号資産やブロックチェーンの総称)投資家の多くから7500万ドル(約108.6億円)を調達し、今年1月にローンチしていた。

同ファンドには「ネオグローバルキャピタル(NEO Global Capital:NGC)」、「アプリワークス(Appworks)」の他、「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」のCOOであるセバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget)氏、ポリゴンの共同設立者であるサンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏が参加していたとのことだ。

ポリゴンは今回のファンドIIへの戦略的投資で、同プロジェクトの保有資産の多様化とブロックチェーン技術の主流化を促進する狙いだという。

ポリゴン共同設立者のネイルワル氏は「web3のビジョンを実現し、メインストリームでの採用を集めるためには、革新的な製品やインフラを構築する起業家を支援することが不可欠です。私たちは、私たちのビジョンを共有し、web3の変革の可能性を信じているBFFと一緒に働くことを楽しみにしています」とコメントした。

BFFのマネージングパートナーであるアリ・マダブジ(Aly Madhavji)氏は「ポリゴンのような最大のクリプト企業の1つがパートナーとして加わることで、当社の投資プロファイルと、より幅広い初期段階の企業への投資能力が拡大します」とコメントした。

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参考: Blockchain Founders Fund
デザイン:一本寿和
images:iStocks/vittaya25

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髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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