IBMとタイ再保険会社がブロックチェーンを活用した「インシュアネットワーク(Insurer Network)」提供開始

IBMとタイ再保険会社がブロックチェーンを活用した「インシュアネットワーク(Insurer Network)」提供開始

IBMとタイ再保険会社(Thai Reinsurance Public Company Limited:Thai Re)がブロックチェーン技術を利用したスマートコントラクトソリューション「インシュアネットワーク(Insurer Network)」を提供開始したことを1月6日発表した。

この「インシュアネットワーク」はIBM Cloud上にてIBMのブロックチェーン技術を利用し開発されたとのこと。

再保険とは保険会社が加入する保険のことで、保険契約のリスクを分散するために国内・国外の再保険引受会社と結ぶ保険契約のことだ。

この再保険の契約時には、ペーパーワークなどの手作業が必要で、保険契約の変更があるたびに再保険のブローカーや保険会社など、それぞれのシステムを調整し再保険契約のデータの突合をしなければならないという。ブロックチェーン技術を利用した「インシュアネットワーク」によって再保険関係者は、データの共有が容易になり手作業を大幅に減らせるとのこと。

また保険業界は新型コロナウィルス感染症による事業の制限により、保険会社の効率性向上やビジネスを行うにあたっての障壁を取り除く必要性が高まっているとのこと。タイ再保険は「インシュアネットワーク」を利用することで年間1万件以上の再保険契約を保険会社との間で処理することができ、保険会社がビジネスを成長させるのを容易にするとのことだ。

(images:iStock/bagotaj)

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あたらしい経済 編集部

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