中国建設銀行がデジタル人民元用のハードウェアウォレットも開発か

中国建設銀行がデジタル人民元用のハードウェアウォレットも開発か

中国建設銀行(CCB)がデジタル人民元(中央銀行デジタル通貨/CBDC/DCEP)のためのモバイルアプリウォレットに加えて、ハードウェアウォレットも開発している可能性があることをCoindeskが報じた。

中国建設銀行の規約によると、デジタル人民元を保持するためのハードウェアウォレットは銀行の窓口で利用者の要求に応じて起動する物理的な媒体またはデジタル人民元を保持するためのデジタルチャネルと定義されているようだ。

なおデジタル人民元のモバイルアプリユーザーの保持限度額は10,000(約155,306円)元。そして1度の取引限度額は5,000元(約77,653円)未満とのこと。

そして既存の現金を保管する方法とデジタル人民元のためのハードウェアウォレットの違いは、追跡可能であることやウォレットをアクティブにするためにIDや電話番号などの個人情報が紐付いていることのことだ。

編集部のコメント

Coindeskによるとデジタル人民元の取引はモバイルアプリを利用する際には銀行によって管理されることになりますが、ハードウォレットを利用すれば、ユーザーがデジタル人民元の管理を行うことができるとのことです。つまりモバイルアプリウォレットの利用限度額などを超えて利用ができるようです。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:iStock/Nerthuz・Tuadesk)

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あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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