国内暗号資産取引所Zaif、委託先への不正アクセスで顧客のメルアド38万536件流出

お知らせメールを一時停止、配信再開後に対象者へ個別連絡

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ザイフ(Zaif)が、メール配信の委託先であるアララへの不正アクセスにより、顧客のメールアドレス38万536件(重複を除く)が外部に流出したと11月4日に発表した。

ザイフが利用していたのは、アララのメール配信サービス「アララ メッセージ」だ。ザイフは11月2日の第1報で、自社が利用するアララのサーバー環境で情報流出が確認されたと説明した。流出した情報に顧客のメールアドレスが含まれるかは、当時アララが調査中だった。同日夜にアララからメールアドレスの流出を確認したとの報告を受け、4日に流出したアドレスの一覧を受け取ったという。

流出した情報はメールアドレスに限られ、氏名や取引情報、パスワード、メール本文などは含まれていない。流出したアドレスには過去の登録分も含まれる可能性があり、ザイフは現在の利用者に該当する件数などを確認している。

ザイフによると、発表時点で自社システムへの不正アクセスは確認されておらず、本件に起因する不正ログインや資産流出などの二次被害も確認されていない。

アララは10月31日に「アララ メッセージ」の提供を全面停止した。これに伴い、ザイフも各種お知らせメールの配信を一時停止している。配信の再開後、対象の利用者に個別に連絡する予定だ。

ザイフは公式Xでも、流出に便乗した詐欺メールへの注意を呼びかけた。第2報では、ザイフやアララをかたる不審なメールのリンクや添付ファイルを開かず、偽のログイン画面に認証情報を入力しないよう求めた。メール認証の利用者には、認証アプリを使った二段階認証への切り替えを検討するよう案内した。

ザイフは関係当局に本件を報告しており、アララに不正アクセスの原因と再発防止策の説明を求めている。委託先の見直しを含め、情報管理体制の改善を進める方針だ。ザイフの親会社であるJNグループは、グループ業績への影響を精査している。

アララは11月2日の第2報で、契約企業向け環境のサーバー97台から、メールアドレスや会員情報が持ち出されたと発表した。流出のおそれがある分を含め、メールアドレスは約7,700万件に上り、対象となる契約企業は最大約380社と推計している。件数は精査中だという。

参考:Zaif 第2報・Zaif 第1報
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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