ジャックドーシの米ブロック、Q3純利益23%増。ビットコイン関連粗利益は半減

ブロックが2026年第3四半期決算を発表

ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏率いる米決済企業ブロック(Block)が、2026年第3四半期(7〜9月)の決算を11月3日(米国時間)に発表した。

発表によると同社の普通株主に帰属する純利益は、前年同期比約22.5%増の5億6,555万1,000ドル(約894億円)となった。売上高は同約10%増の約67億1,900万ドル(約1兆616億円)、粗利益は同22%増の約32億3,500万ドル(約5,111億円)だった。

ブロックが展開する個人向け決済アプリ「キャッシュアップ(Cash App)」の粗利益は前年同期比27%増、加盟店向け決済サービス「スクエア(Square)」は同14%増となった。キャッシュアップの9月の月間取引アクティブアカウント数は6,000万に達した。

一方、ブロックが「ビットコイン・エコシステム(Bitcoin Ecosystem)」に分類する取引や事業の粗利益は、前年同期比50%減の5,200万ドル(約82億円)となった。この区分の売上高も同11%減の約18億400万ドル(約2,850億円)だった。

この集計には、キャッシュアップでの顧客による暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の購入、BTCの出金手数料、マイニング関連事業「プロト(Proto)」などが含まれる。ブロックは粗利益減少の主因について、キャッシュアップの一部BTC取引の手数料を戦略的に引き下げたためと説明している。

投資目的で保有するBTCについては、約2億3,000万ドル(約363億円)の時価評価益を営業外で計上した。また、純利益の増加には、法人税等の費用が前年同期から減少したことも寄与している。

ブロックは四半期報告書で、マネーロンダリング対策を巡る米司法省(DOJ)の調査について、10月に訴追延期合意(DPA)の締結に向けて原則合意したことを開示した。

合意が成立した場合、規制当局との過去の和解分を差し引いた支払額は約7億6,400万ドル(約1,207億円)となる見込みだ。ブロックは9月末時点で同額を引当計上している。合意案では、マネーロンダリング対策の不備に関する訴追を3年間猶予する。この案の実現には、最終合意と裁判所の承認が必要だ。

ブロックは今回、2026年通期の業績予想も上方修正した。粗利益予想を前年比22%増の126億2,600万ドル(約1兆9,949億円)、調整後営業利益予想を同69%増の35億1,900万ドル(約5,560億円)としている。

参考:株主向けレター(SEC掲載)・四半期報告書(Form 10-Q) ・決算発表リリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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