PayPal(ペイパル)がステーブルコイン発行会社Paxos(パクソス)と提携か

PayPal(ペイパル)がステーブルコイン発行会社Paxos(パクソス)と提携か

米決済大手のPayPal(ペイパル)がPayPalユーザーに暗号資産(仮想通貨)の売買機能を提供するために、ステーブルコインを発行する信託会社Paxos(パクソス)と提携することをCoinDeskが7月20日に報じた。

CoinDeskによると、この情報は2人の関係者から得たものであり、PayPalからの正式な発表は早ければ今週中に行われるとのことだ。PayPalがどのような暗号資産を扱うかなどの詳細な情報についてはまだ明らかではない。

なおCoinDeskが両社に問合せを行ったところ、回答は得られなかったようだ。

編集部のコメント

Paxosはニューヨークを拠点とする信託会社で、ニューヨーク州金融サービス局に承認を受けたドルペッグのステーブルコインPAXの発行や暗号資産取引所itBitの運営などを行っています。他にも金と連動するステーブルコインPaxos Goldやバイナンスと提携して開発したステーブルコインBUSDなど、目的に合わせたステーブルコインの発行を行っています。またPaxosは今月15日に企業のアプリケーション内での暗号資産売買機能を追加するAPIベースの製品「Paxos Crypto Brokerage」を発表しています。これによりユーザー企業は簡単に自社アプリケーション内に暗号資産の売買機能を導入することができるようになるとのことです。

なお6月22日にもPayPalの暗号資産事業参入への動きを関係者筋からの情報として、CoinDeskは報じています

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/antoniokhr)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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