中国の配車サービスDiDiやTikTok運営のBytedanceらがデジタル人民元(DCEP)の試験運用に参加か

中国の配車サービスDiDiやTikTok運営のBytedanceらがデジタル人民元(DCEP)の試験運用に参加か

TikTok運営企業Bytedance社、中国の配車サービス企業DiDi社、フードデリバリー企業Meituan Dianping社が中国デジタル通貨研究所と協力し、デジタル人民元(DCEP)の試験運用に関わっていることが明らかになった

DiDiは中国人民銀行(PBOC)のデジタル通貨研究所とデジタル人民元をテストするための契約を結んだと正式に発表している。Bytedance社とMeituan Dianping社に関しては、内部情報をもとに中国メディアGaixin Globalが報じたことで関わりの有無が問われている。

DiDiは「DCEPはデジタル経済の重要なインフラとなる。実体経済とデジタル経済の統合を促進するために中央銀行と協力する」と公式文書に記載している。

中国メディアGaixinによれば、2019年にDiDiは西安新区市でのデジタル通貨のトレース技術について中国農業銀行へ情報共有を求めていたとのことだ。

編集部のコメント

Huawei(ファーウェイ)も技術支援企業として、デジタル人民元の試験運用に関わっているのではないかと中国メディアCaixinによって報じられています。

デジタル人民元は、深圳(しんせん)、蘇州(そしゅう)、匈奴(きょうど)、成都(せいと)そして2022年の冬季オリンピック会場の5か所で正式に展開される予定となっています。 中国は中央銀行デジタル通貨の具体的な協力・連携企業も明らかになってくるほど進展をみせていると捉えることもできるかもしれません。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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