gumi、無料の予測エンタメサービス「ヨソクヒロバ」提供開始

gumiが「ヨソクヒロバ」リリース

東証プライム上場のgumi(グミ)が、完全無料の予測エンタメサービス「ヨソクヒロバ」の提供開始を6月9日に発表した。

ヨソクヒロバは、政治・経済・スポーツ・エンターテインメントなど幅広いテーマを対象に、ユーザーが未来の出来事を予測し、その精度を競うポイ活型の予測エンタメサービスとのこと。

同サービスでは、専用の予測ポイント「ヨソポ」を使って予測に参加する。予測が的中した場合、電子マネーなどと交換可能な報酬ポイント「ゴールド」が受け取れる仕組みとなっている。参加は無料だ。

gumiによると、同サービスは国内で健全な予測エンタメサービスを提供することを目指すものだという。同社はヨソクヒロバが、賭博罪その他の適用法令に抵触しないよう、当分野に精通した法律事務所・弁護士との検討を経て、今回のサービス設計・提供に至ったとしている。

またヨソクヒロバではリリースを記念し、サッカーワールドカップ杯の試合結果を予想するキャンペーン「W杯ヨソクPick!」の開催も予定されている。対象試合の勝敗を予想し、予選・本選それぞれで最も多く的中したユーザーに特典が付与される。最多的中者が複数いる場合は、対象者で特典を山分けする形式となる。キャンペーンの詳細は、公式Xおよび公式noteで順次案内される予定だ。

gumiは今後、ヨソクヒロバにおいて企業・研究機関などとのパートナーシップ拡大を図る方針だ。また、多くのユーザーの予測データを活用した集合知の形成や、ブロックチェーン技術・AIなどの先端技術の導入も視野に入れ、透明性・公正性を高めていくとしている。

なお「あたらしい経済」編集部がgumiに取材したところ、ヨソクヒロバでは現時点でブロックチェーンは使用していないとの回答を得た。

gumiは2025年10月、AIやブロックチェーン技術などの最新技術を活用した「予測市場サービス」の事業化に向けた検討開始を発表していた。その後、同社は2026年3月に、同サービスを当初の「予測市場サービス」から「予測データサービス」として開発を進めると発表。情報キュレーションサービス「グノシー」を提供するグノシー(Gunosy)を初期パートナーとして迎え、同サービス内での提供に向けた協業も明らかにしていた。

ヨソクヒロバは、海外で急速に普及しつつある「予測市場」の体験を、日本でも誰もが気軽に楽しめるエンタメサービスとして提供するものと位置づけられている。

一般的な予測市場とは、政治・経済・スポーツ・エンターテインメントなど、将来起こり得る出来事について、ユーザーの予測を市場価格として集約する仕組みだ。例えば、ある候補者が選挙に勝つかどうかを対象にした契約の価格が40セントの場合、市場ではその候補者の勝利確率をおおむね40%と見ている、という読み方ができる。こうした仕組みにより、多くの参加者の見通しを集めた「集合知」を活用し、より精度の高い予測につなげられるとされている。

代表例としては、ブロックチェーンを活用した予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)や、米CFTC規制下のイベント契約プラットフォームであるカルシ(Kalshi)などがある。これらのサービスでは、選挙や金融政策、暗号資産、スポーツ、国際情勢など多様なテーマが扱われており、ユーザーの取引を通じて「集合知」を可視化する仕組みとして注目を集めている。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、カルシとポリマーケットの月間取引高は2025年半ば以降に急拡大し、2026年4月には両サービス合計で約240億ドルに達したという。一方で、予測市場の拡大に伴い、インサイダー取引や市場操作への懸念も高まっており、カルシは6月、リスクの高い市場に参加するユーザーに対して勤務先情報の開示を求めるなど、市場の公正性確保に向けた対応を発表している。

参考:gumi
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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