XRPレジャーが新アップグレード有効化、期限切れNFTオファー削除やレンディング機能修正など実施

XRPLで「fixCleanup3_1_3」有効化

XRP Ledger(XRPL)のネットワーク更新「フィックスクリーンアップ3_1_3(fixCleanup3_1_3)」が5月27日に有効化された。XRPL公式の更新一覧ページで確認できる。

XRPL公式ブログによると、今回の更新では、NFT、レンディング機能、資産保管機能、制限付き環境などに関する複数の不具合修正が実施された。

特にNFT関連では、期限切れとなったNFT売買オファー「NFTokenOffer」を自動削除する機能が導入された。従来は、期限切れ後もNFTオファー情報が台帳へ残り続ける仕様となっており、不要データ蓄積の要因になっていた。

暗号資産(仮想通貨)メディア「コインデスク(CoinDesk)」は、この仕組みについて「期限切れの新聞広告を自動で廃棄するようなものだ」と説明している。

また、資産保管機能「ボールト(Vault)」からの送金処理では、受取側アカウントの保有上限を超える送金が一部ケースで許可される問題も修正された。

さらにレンディング機能では、ローン延滞やデフォルト発生時に、関連する記録や残高情報が正しく更新されない問題も修正されたとのこと。

このほか、特定アカウントのみ利用可能な制限付き環境「パーミッションド・ドメインズ(Permissioned Domains)」についても、失敗した取引後に設定変更が反映される可能性があった不具合が修正対象に含まれている。

XRPLでは現在、レンディング機能や資産保管機能、制限付き取引環境など、機関投資家向け金融機能の拡張が段階的に進められている。今回の更新は、こうした金融機能拡張に伴う安定性や整合性を改善する目的もあるとみられる。

なお、XRPLではネットワーク更新後、未対応ノードがネットワーク同期から外れる可能性がある。そのため、バリデーターやノード運営者には「リップルド3.1.3(rippled 3.1.3)」への更新対応が呼びかけられていた。一方、通常のXRP保有者については、特別な対応は不要とされている。

参考:アップグレードページブログ ・ギットハブ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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