パクソス、メッシュと提携し認証済み送金元からの暗号資産入金を可能に

パクソスがメッシュと提携

規制下のブロックチェーン・インフラおよびトークン化プラットフォームを提供するパクソス(Paxos)が、暗号資産(仮想通貨)決済ネットワークを展開するメッシュ(Mesh)と提携したと12月15日に発表した。

今回の提携により、パクソスはメッシュの技術を活用し顧客全体に展開していくという。具体的には外部ウォレットや暗号資産取引所アカウントの所有権を事前に確認したうえで、認証済みの送金元からの暗号資産入金を可能にするとのこと。その入金対象となる資産には資産には、パクソスが発行に関わる米ドル建てステーブルコイン「PYUSD」および「USDG」が含まれる。

一方、メッシュはパクソスが展開するステーブルコインネットワーク「グローバル・ドル・ネットワーク(Global Dollar Network)」に参加するという。メッシュは同ネットワークへの参加を通じて、USDGのユーティリティ拡大を支援するとともに、パートナープラットフォーム全体でUSDGのシームレスな入金を実現するとしている。

メッシュは従来より、外部ウォレットや取引所アカウントの所有権を確認したうえで資産移転を行う「クローズドループ(closed-loop)」システムを活用している。同システムを通じて、手作業によるミスを排除し安全性とコンプライアンスを両立した入金プロセスを構築できるとしており、今回の取り組みではUSDGについても同様の仕組みでの入金を可能にするとしている。

なお今回の提携は、メッシュが今年10月のイベント「トークン2049(TOKEN2049)」で発表したAIエージェント対応ウォレット「メッシュ・ウォレット(Mesh Wallet)」の提供開始に続くものだという。

また、メッシュは8月にペイパル・ベンチャーズ(PayPal Ventures)やコインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)などから累計1億3,000万ドル(約202億4,400万円)超を調達している。そのほか、レドットペイ(RedotPay)やレイン(Rain)との提携、インドでの新オフィス開設など、グローバル展開を進めている。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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