ファイアブロックスとマネーグラムが提携、トレジャリー業務とステーブルコイン決済強化へ

ファイアブロックスとマネーグラムが提携

デジタル資産インフラストラクチャプロバイダーのファイアブロックス(Fireblocks)と国際送金ネットワーク提供のマネーグラム(MoneyGram)の提携が12月4日に発表された。

この提携により、マネーグラム展開の店舗とデジタルネットワーク全体でステーブルコイン基盤の決済とマルチアセットトレジャリー(財務資産)業務が進展するとのこと。また、ネットワーク全体でより速く低コストの決済とリアルタイムのトレジャリー業務が可能になるとのことだ。

マネーグラムは200以上の国と地域、2万の送金ルート、約50万の小売拠点、数十億のデジタルエンドポイントを通じてサービスを提供しているという。また毎年5,000万人以上がマネーグラムを利用してクロスボーダー決済を行なっているとのこと。

現在、マネーグラムは実運用レベルのステーブルコインソリューションを提供している。ファイアブロックスは、マネーグラムのステーブルコインインフラとプログラマブル決済レイヤーとして機能することで、同ソリューションを強化するとのこと。

またマネーグラムは複数のブロックチェーン間でのリアルタイム価値移動が可能になるほか、パートナー向けの事前資金要件の削減、全パートナーからのステーブルコイン決済を受領、グローバルな流動性プールへのアクセス改善などが実現するとしている。

さらにステーブルコイン業務の照合作業や財務報告の効率化に加え、ファイアブロックスの取引所接続を通じて財務効率も向上する見込みだ。

ファイアブロックスは、デジタル資産インフラ分野のソリューションをグローバルに展開する米企業。現在はBNYメロン(Bank of New York Mellon)、ギャラクシー(Galaxy)、レボリュート(Revolut)をはじめとする2,400以上の企業がファイアブロックスの技術を活用。その取引額は10兆ドル超にのぼる。

同社は9月4日、ステーブルコイン決済特化の新ネットワーク「ファイアブロックス・ネットワーク・フォー・ペイメンツ(Fireblocks Network for Payments)」を提供開始した。新ネットワークは、従来の「ファイアブロックス・ネットワーク(Fireblocks Network)」とは別設計で、金融機関や決済事業者がステーブルコインを用いたクロスボーダー決済・送金・マーチャント決済の構築が可能だ。

マネーグラムは2022年6月にステラ開発財団(Stellar Development Foundation)と、国際送金サービス「マネーグラムアクセス(MoneyGram Access)」をローンチ。また、2024年に独自のノンカストディアル(自己保管)ウォレット「マネーグラム・ウォレット(MoneyGram Wallet)」をローンチした。

参考:マネーグラム
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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