バイナンス、不正取引で600超のアカウントを停止措置

バイナンスがBot利用やAPI誤用で停止措置

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、「ボットファーム(Bot farm)」などの不正自動化ツールを使用した取引に関与したとして、600件を超えるアカウントを停止したと10月21日に発表した。

同社の公式Xアカウント「バイナンスウォレット(Binance Wallet)」の発表によると、今回のアカウント停止の対象となったのはトークン事前発見プラットフォーム「バイナンスアルファ(Binance Alpha)」上の取引だ。調査の結果、許可されていない自動化ツールやスクリプト、APIの不正利用が確認されたという。停止されたアカウントに関連する不正取得資産については回収措置を実施したとしている。

またユーザーからの不正通報を奨励する制度も今後導入するとしている。通報内容に基づき回収された資産額の最大50%が報奨金として支払われる見込みだという。

バイナンスの利用規約では「未承認のトレーディングボットやスクリプト、APIの誤用、アカウント共有」などが利用停止の対象になり得ると定められている。利用規約第26条では、ボットやスクリプト、アルゴリズムなどによる自動化行為を禁止し、また第20条では違反が確認された場合にアカウントを即時停止・制限する権限をバイナンスが有すると定められている。

バイナンスの今回の措置は現行規約に基づいた対応であるとみられる。

 

参考:バイナンス規約
画像:iStocks/WhataWin

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あたらしい経済 編集部

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