バイナンス、BTCオプション売却機能を全ユーザーに提供開始

BTC Options writing提供開始

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ビットコイン(BTC)オプション売却(ライティング)機能「BTCオプションズライティング(BTC Options writing)」を提供開始したと8月4日に発表した。

BTCオプションズライティングは、バイナンスのオプション取引サービス「バイナンスオプションズ(Binance Options)」において、すべてのバイナンスオプションズ利用者に提供されているとのこと。

ユーザーは、同サービス上でBTCオプションの売り手として、オプション契約を直接売却できるようになったという。BTCオプションズライティングを利用するには、バイナンスオプションズでアカウントを「ロング&ショート売却モード」にアップグレードする必要があるとのこと。

なお、イーサリアム(ETH)、ビルドアンドビルド(BNB)、エックスアールピー(XRP)、ソラナ(SOL)、ドージ(DOGE)などの他銘柄のオプション売却は、現在限られたユーザーに提供されているという。

オプション取引とは、あらかじめ定められた期日に特定の商品を現時点で取り決めた価格で売買する権利の取引のことだ。 オプション取引の権利には、コールオプション(買う権利)とプットオプション (売る権利)がある。

バイナンスオプションズは、現在USDT建てで提供されており、価格表示および決済がステーブルコインで行われるという。テイカーおよびメイカーの取引手数料については、新規上場したオプション契約を対象に20%の割引が提供されるとのこと。

またBTCオプションズライティングでは、現物や先物ポジションの価格変動リスクを抑える運用が可能だという。さらに、カバードコールや現金を担保としたオプション売却によって利回りが得られるとのこと。

カバードコール戦略とは、原資産を保有する投資家がその資産に対してコールオプションを売却し、オプション料を収益として得る一方で、株価の上昇幅に上限を設ける手法だ。ただし、オプションの行使価格を上回る株価上昇による利益は得られず、価格下落リスクが残る。

参考:バイナンス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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