ドージコイン財団の事業部門House of Doge、米ナスダック上場ブラッグハウスと合併へ

House of DogeがBrag Houseと合併へ

ドージコイン財団(Dogecoin Foundation)の事業部門ハウス・オブ・ドージ(House of Doge)が、米ナスダック(Nasdaq)上場ブラッグハウス・ホールディングス(Brag House Holdings:以下、ブラッグハウス)と最終合併契約を締結したと10月13日に発表した。

ハウス・オブ・ドージは、暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の利回り創出や機関投資家水準で扱える運用環境の整備を進めている団体。同団体は現在、5,000万ドル(約75.9億円)超の投資資本と約8億3,700万DOGEを保有しているという。

またブラッグハウスはゲーム・大学スポーツ・デジタルメディアを統合し、大学向けのブランド連動型スポーツ施策と、独自のデジタルSaaSを提供するZ世代向けエンゲージメントプラットフォームを提供する企業だ。

今回の契約に基づき、ハウス・オブ・ドージはブラッグハウスに逆さ合併されるとのこと。合併案は両社の取締役会で全会一致の承認を得ているという。

統合後の事業体は、高度な決済インフラの統合、DOGE建ての決済代行サービス、独自データのインサイト、ライセンス、トレジャリー(財務資産)活動を世界規模で展開する予定とのこと。また同事業体は、ハウス・オブ・ドージが保有する約8億3,700万DOGEを、自社の運用体制の下で保有する方針だ。

ちなみにハウス・オブ・ドージは10月14日、ホスピタリティ向け決済・リワードプラットフォームのインカインド(inKind)と戦略的提携に向けた基本合意書を締結した。両社は、全米4,750超のレストラン、バー、カフェ、ナイトクラブに対応するインカインドアプリを通じたDOGE決済の提供を目指すとのこと。

なおハウス・オブ・ドージは、米上場企業クリーンコアソリューションズ(CleanCore Solutions)運営の約1億7,000万ドル(約256億円)規模のDOGEトレジャリーに参画している。

さらにハウス・オブ・ドージは、21シェアーズおよび株式や暗号資産の取引アプリを提供する米ロビンフッド(Robinhood)と連携し、個人投資家向けのDOGE利回り製品やオルタナティブ投資商品の開発にも取り組んでいる。

参考:ハウス・オブ・ドージ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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