メタマスクが報酬プログラム「MetaMask Rewards」公開へ、30Mドル超のLINEA配布予定

MetaMaskが30Mドル超のLINEA配布へ

Web3ウォレット「メタマスク(MetaMask)」による報酬プログラム「メタマスクリワーズ(MetaMask Rewards)」が近日ローンチ予定であることが、メタマスク公式Xで10月5日に公表された。

同プログラムは、紹介リワード、メタマスクのステーブルコイン「メタマスクUSD(mUSD)」によるインセンティブ、限定パートナー特典、トークンへのアクセスなどを提供するとのこと。なお同プログラムは、ファーミングを目的とした設計ではないという。

同プログラムのシーズン1では、報酬として3,000万ドル(約45.1億円)超相当の暗号資産(仮想通貨)リネア(LINEA)が配布される計画とのこと。

発表によると、メタマスクリワーズは史上最大規模のオンチェーンリワードの1つだという。

さらに、メタマスクリワーズの長期ユーザー(OG)には特別な利益が付与されるとのこと。特別な利益の内容は未公表だ。あわせて、将来発行予定のメタマスクトークン(MetaMask token)と同プログラムが関係あることも示唆されている。メタマスクリワーズのローンチ詳細は、今後数週間で順次公表される予定だ。

なおギットハブ(GitHub)のリポジトリ#19606では、報酬獲得機能「ウェイズトゥーアーン(Ways to Earn)」がメタマスクリワーズ内のセクションとして実装が進められていることが確認できる。

開発中のUIプレビューでは、スワップ(Swap)の説明として「対応ネットワークでトークンをスワップすると、使った1ドルごとにポイントを獲得」と表記されている。

また画面上の対応ネットワーク一覧には、リネア、イーサリアムメインネット(Ethereum Mainnet)、OPメインネット(OP Mainnet)、ポリゴン(Polygon)、アービトラムワン(Arbitrum One)、アバランチ(Avalanche)、セイ(Sei)、バイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)、ベース(Base)、ソラナ(Solana)、ジーケーシンク(zkSync)が含まれている。

なおLINEAは、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューション「リネア(Linea)」のネイティブトークン。リネアは、メタマスク提供元のコンセンシス(Consensys)が開発し、2023年7月にメインネットローンチした。

参考:ギットハブ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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