TAOTAOが5月金商法改正後もレバレッジ4倍継続へ

TAOTAOが5月金商法改正後もレバレッジ4倍継続へ

TAOTAO株式会社がプレスリリース「法改正に伴う当社対応方針について」を4月22日発表し、同社運営の仮想通貨取引所TAOTAOで提供する仮想通貨レバレッジ取引サービスのレバレッジ倍率が5月1日以降も現行の4倍で継続されることが明らかになった

TAOTAO株式会社はZホールディングス株式会社の100%子会社であるZコーポレーション株式会社の子会社だ。

同方針は5月1日施行予定である「情報通信技術の進展に伴う金融取引の多様化に対応するための資金決済に関する法律等の一部を改正する法律」(令和元年法律第28号)に伴ない発表が行われた。

今後同取引所にて倍率の変更が行われる場合は実施開始の2ヶ月前を目途に通知されるとのこと。

またレバレッジ取引の証拠金として仮想通貨を使用する場合の掛け目設定についても方針が発表されており、こちらも5月1日以降も現行の100%を継続するとした。以後掛け目設定がされる場合は設定開始の2ヶ月前を目途に通知されるとのことだ。

編集部のコメント

仮想通貨のレバレッジ取引における倍率については4月3日に発行された「官報」(号外第70号)の「仮想通貨交換業者に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令(内閣府三五)」の中で、最大レバレッジ2倍になることが正式に発表(公布)がされています(第二十五条5項一:~暗号資産信用取引の額に百分の五十を乗じて~)。

TAOTAO株式会社の代表取締役である荒川佳一朗氏は自身の質問箱で「確かに2020年5月1日施行の改正金商法においてレバレッジの上限が2倍となりましたが、この実施自体に猶予期間があります。 4/22にホームページお知らせにてご案内を出させていただきましたが、弊社ではその他の新規規制対応とあわせて、レバレッジについてもお客様に十分に対応いただけるよう実施日程を定め、ご案内をさせていただいております」とコメントをしています。 現在レバレッジ倍率4倍に設定している他の取引所が、今後どのように対応していくのかが気になります。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:dalebor,Panuwat-Sikham)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる