VolkswagenがBee Maps採用
DePINプロジェクトのハイブマッパー(Hivemapper)提供のリアルタイム地図サービス「ビーマップス(Bee Maps)」が、フォルクスワーゲンの自動運転開発子会社フォルクスワーゲンADMT(Volkswagen ADMT)に採用された。ビーマップスのブログより7月9日に発表された。
「ビーマップス」は、リアルタイムかつ高頻度で更新される地図データを提供するサービス。同サービスでは、収集されたストリートレベルの画像データをAIで処理し、道路標識や工事エリアなどを検出することで、地図データの精度を維持している。
今回フォルクスワーゲンADMTは、「ビーマップス」をフォルクスワーゲンの自動運転技術の検証に活用するとのこと。
「ビーマップス」の広報担当者がメディア「コインデスク(Coin Desk)」に語ったところによると、ハイブマッパーカメラ(専用のマッピングデバイス)を使用して収集された画像により、歩道付近での乗降(ピックアップ/ドロップオフ)の精度向上を目指しているという。
なおハイブマッパーは、AI(人工知能)と専用ダッシュカメラであるハイブマッパーカメラを活用して地図データを収集し、最新の地図を構築するWeb3プロジェクトである。同プロジェクトはソラナ(Solana)ブロックチェーン上に構築されている。ドライバーは、ハイブマッパーカメラを使用して高精度なデータを提供することで、独自トークンHONEYを取得できる。
なおDePINとは、Decentralized Physical Infrastructure Networksの略称で、ブロックチェーン技術を活用し、従来の中央集権的なインフラ運営とは異なる新たなアプローチを提供、分散型の物理インフラネットワークを構築するプロジェクトのことだ。
Excited to announce that Volkswagen’s autonomous vehicle subsidiary, Volkswagen ADMT, has selected Bee Maps (powered by Hivemapper) spatial intelligence services to support its autonomous vehicle testing operations.
— ariel seidman (@aseidman) July 8, 2025
Robotaxis + Hivemapper are a match made in heaven. Onwards 🚀 pic.twitter.com/lo77YQn16b