(高際氏コメントあり)LayerXがR3社の公式ソリューションパートナーへ

LayerXがR3社の公式ソリューションパートナーへ

LayerXがCordaを開発しているR3社の公式ソリューションパートナーに認定されたことを発表した。

LayerXにはR3認定のCorda Developerの資格を持つエンジニアが複数名在籍していて、Cordaを用いたシステム開発を積極的に行なってきた成果とのこと。

そして、LayerXはCordaと他の種類のブロックチェーンを相互接続するためのソリューションとなる 「Cordage(コルデイジ)」 を開発している。

企業はCordageを導入することにより、新たに3つの事ができるようになる。それは「1システム全体における可用性の向上2.一連の処理が完了するまでの時間短縮、3.追加のTTP(Trusted Third Party; 信頼できる第三者機関)を導入できないビジネス要件への対応」だ。

現在Cordageは、CordaとEthereumベースのブロックチェーン (Ethereum, Quorum, Hyperledger Besu等) との相互接続に対応しているとのこと。

あたらしい経済編集部は、 LayerX社でCordageの開発を担っているLayerXのシニアソフトウェアアーキテクト高際隼氏に次の2つの質問を投げかけた。それは、「1.LayerXは、主要なBP(ブロックチェーンプラットフォーム)を開発支援している企業だと思われます。その他のBP(HyeprLedger Fabric、Quorum)と比較して、企業がCordaを利用すべき要素は何だと考えていますか。2.Cordageの最終的な目標はどのようなところでしょうか」だ。

高際氏は「まさにCordaを利用すべき要素は、検証中です。現段階で私たちは、Cordaが全参加ノードで状態を共有するモデルではなく、取引ごとに共有先を選べるP2Pモデルであるため、世界各国でも活用事例が増えている金融領域など、プライバシーが特に求められる案件に向いているのではないかと捉えています。

そしてCordageの目標は、まずブロックチェーン同士の相互接続を推進することです。今回のLayerXのようなCordaに対する企業活動が増えていくことで、業界全体の発展に寄与し続けたいと考えています。なお、Cordage単体での収益化は今のところ考えておりません」とコメントしてくれた。

編集部のコメント

Cordageは異なるブロックチェーン同士を接続するための2つのモジュールを提供しています。1つ目は、あるブロックチェーンの情報を別のブロックチェーンに伝える機能です。そして、2つ目は伝わった情報が正しいことを証明/検証する機能です。

Cordaは金融、貿易、サプライチェーン領域でシステムインテグレートやパートナーシップが締結されていると思われます。

直近の4月5日にも、香港のデジタル資産カストディー企業Hex TrustがCordaと統合しました。

このように企業間が連携をしていますが、クライアントに対して正しく技術開発できる開発企業はまだ多くないとあたらしい経済編集部は考えます。

LayerXがCordaを活用した開発企業として牽引していくことを期待しています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

イメージ:nisaul-khoiriyah

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