【フィッシング注意】コインチェック、公式Xの不正ログイン確認で全サービス一時停止に

コインチェックが全サービスを一時停止に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが、同社公式Xアカウント「@coincheckjp」が第三者からの不正ログインを受けて、全サービスを一時停止したことを4月28日12:26に発表した。なおこの情報は公式ブログおよび、コインチェックの提供するサービスの運営状況について知らせるXアカウント「@CoincheckStatus」より発信されている。

※2025 4.28 14:46追記:コインチェックは同日14:30に、上記第三者からの公式Xアカウント不正ログインへの対処が完了したと発表しました。詳細はこちら。

公式ブログによると不正ログインは同日8:00頃よりされたことが判明しているという。同取引所のサービスには影響が確認されていないが、フィッシング被害の拡大を防ぐためにコインチェックにおける全サービスを一時的に停止したとのことだ。

なおコインチェックからは「@coincheckjp」による最新のポストは同取引所が行ったものではないと伝えている。

以下の画像にある「@coincheckjp」の最新のポストでは、Ledger社との提携やウォレット移行手続きを促すURLが記載されているが、これはフィッシングの疑いがあるため、クリックは厳禁だ。

またコインチェックからは「@coincheckjp」より同取引所を装ったメッセージや、不審なURLが含まれたダイレクトメッセージが送信されている可能性があるとしており、万が一これらのメッセージが届いた場合は開封せず、削除するよう注意喚起されている。

コインチェックは、今後の最新情報については「@CoincheckStatus」から発信するとのこと。またサービスの一時停止により、現在同取引所の問い合わせフォームからの問い合わせができなくなっている。急ぎの場合は「support@coincheck.com」宛に連絡するよう通知されている。

なおサービスの一時停止期間は4月28日12:30から未定となっている。 

 

参考:コインチェック①コインチェック②
画像:iStocks/berya113

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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