韓国ブロックチェーン企業DSRVがXRPL Japanと提携、日本の開発者支援を強化へ

DSRVがXRPL Japanと提携

韓国のブロックチェーンインフラ企業であるdsrv labs(DSRV)が、XRPL Japanとのパートナーシップ締結を4月24日に発表した。

これによりDSRVは、日本国内におけるXRP Ledger(XRPL)開発者への支援体制を強化するとのこと。またDSRVが提供するブロックチェーンノードサービスプラットフォーム「All That Node」において、「XRPL RPC Node(Full)」のサービス提供を日本でも開始するとのことだ。

DSRVは、イーサリアム(Ethereum)のステーキング市場で韓国国内シェア1位の企業。70以上のブロックチェーンネットワークでノード運用を展開し、約4,000億円規模のデジタル資産インフラを管理する韓国唯一の政府認可VASP(仮想資産サービスプロバイダー)バリデーターであるとのこと。また韓国国内では唯一、イーサリアムのアップグレードプロセスにも参加しているという。またXRPL Koreaとの既存パートナーシップを通じて韓国国内のXRPL開発者へのインフラ支援を行ってきた実績を有しているとのこと。

同社は現在、IPO準備とともに、日本・アフリカをはじめとするグローバル市場への事業展開を積極的に進めているとのことだ。

またXRPL Japanは、XRP Ledgerエコシステムの日本国内での普及と活性化、そして日本からグローバル市場への架け橋となることを目的に設立された組織だ。

今回DSRVが提供する、「XRPL RPC Node(Full)」により、日本国内の開発者は、XRPLを活用したアプリケーションをより迅速かつ効率的に構築するためのインフラへアクセス可能となり、開発環境の利便性が飛躍的に向上するとのこと。

さらに今後DSRVは、開発者支援やメンタリングプログラムの展開に加え、日韓の開発者・コミュニティ間の技術交流や共同プロジェクトの推進にも取り組んでいくとのことだ。

DSRVは4月17日、日本のブロックチェーンインフラ企業ネクストファイナンステック(Next Finance Tech:NFT)とブロックチェーンインフラサービスに関する業務提携に向けた基本合意書(MOU)を締結していた。

この契約に基づき両社は、アジアを中心にブロックチェーン技術の発展と普及に寄与し、より安全かつ効率的なインフラサービスの提供を共同で進めるとしていた。

画像:iStocks/LuckyStep48

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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