タイ政府、トークン化債券のパイロットプログラムを2025年度中に開始予定か=報道

50億バーツの国債を発行へ

タイ政府が、トークン化債券のパイロットプログラムを2025年度に開始する予定のようだ。「ザ・ネイション(The Nation)」が2月14日報じた。

報道によれば、タイの財務大臣のピチャイ・チュンハワチラー(Pichai Chunhavajira)氏は、トークン化債券の開発を同省が進めていることを発表したという。まずはサンドボックスプロジェクトの一環として50億バーツ(約223億円)の国債を発行するとのこと。

ピチャ大臣は、「私たちは、投資家の経済状況に関わらず、小口投資家の参加を可能にする」と述べ、投資家は従来の銀行窓口を介さずに、このプラットフォーム上で直接、近位の金額で取引できるようになると報告した。

なお多数のプラットフォームが利用可能であり、民間部門の関与により、管理コストの削減が見込まれ、1,000バーツ(約4,470円)から投資が可能になる見込みだ。

現在開発中のこのスキームの手続きや取引の仕組みなどといった詳細は最終決定次第、タイ中央銀行に承認の申請がなされる予定だ。

また投資をさらに合理化する動きとして政府は、証券取引法とデジタル資産法の統合の可能性を検討しているという。

タイでは、デジタル資産サンドボックス等、デジタル資産やブロックチェーンの様々な取り組みが進行中だ。

2月には、タイ証券取引委員会(SEC)が、分散型台帳技術(DLT)を活用した債務証券の取引システムを導入予定であることが報じられていた。

参考:報道
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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